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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
目次
・今回の問題
・今回の問題の原文(記述式)
・今回の問題について
・今回の問題の解説
・いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜
今回の問題
今週は2021年実施の徳島県教員採用試験専門教養数学の問題です。
今回は中高共通第2問です。
今回の問題の原文(記述式)
次の(1)・(2)の問いに答えなさい。
(1)とするとき、三平方の定理を用いてであることを示しなさい。
(2)でとおくとき、の最大値と最小値を求めなさい。
今回の問題について
難易度は☆☆☆です。
三角関数の最小値と最大値を求める問題です。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
三角比の相互関係
三角比の相互関係として
(1)
(2)
(3)
の3つがあります。そのうちの(1)はよく使います。三平方の定理を用いて(1)が成り立つことを証明してみます。
の証明
上の直角三角形においてとおくと、三平方の定理より
が成り立つ。この式の両辺をで割ると
…①
ここで三角比の定義よりなので①より
が成り立つ。
の最大値と最小値を求める
今回の関数はとで表されています。基本的にかに統一するのが良いのですが、について1次式ですので、三角比の相互関係を用いてに統一します。そうすると
となります。ここでとおくと
となりますが、これはの2次関数です。の置き方とより、の取りうる値の範囲はとなります。また、を平方完成すると
となりますので、の最大値はのとき、最小値はのときであることがわかります。
いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜
2次関数に帰着して最大値と最小値を求める問題でした。
三角比の相互関係と2次関数の平方完成の知識が必要になりますので、(今回の問題に関しては数学Ⅰだけの範囲ですが)多くの単元の知識を幅広く使えるようにしておきたいです。
入試問題や教員採用試験の過去問に当たってみると多くの単元が融合された問題に出会えるかもしれません。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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