マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

徳島県教員採用試験の問題【2006年中高共通第1問】

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今週は2006年実施の徳島県教員採用試験専門教養の数学の問題です。

今回は中高共通問題第1問です。

今回の問題の原文

 \displaystyle \frac{1}{x}+\frac{1}{y}+\frac{1}{z}を満たす正の整数 x,y,zの組 (x,y,z)をすべて求めなさい。ただし x\leqq y\leqq zとする。

今回の問題について

難易度は☆☆☆です。

条件式から整数の組を求める問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

 x,y,zの大小関係より \displaystyle  \frac{1}{z}\leqq \frac{1}{y}\leqq \frac{1}{x}となります。これを条件式に当てはめると

 \displaystyle \frac{1}{x}+\frac{1}{y}+\frac{1}{z}\leqq \frac{1}{x}+\frac{1}{x}+\frac{1}{x}=\frac{3}{x}

となります。したがって、 x\leqq 3となります。 xは正の整数なので x=1,2,3です。 xの値が3通り出ていますので、ここから場合分けをして考えていきます。

 x=1のとき、 \displaystyle \frac{1}{y}+\frac{1}{z}=0となります。これを満たす正の性質の組 (x,y,z)は存在しません。

 x=2のとき、 \displaystyle \frac{1}{y}+\frac{1}{z}=\frac{1}{2}となります。先ほどと同様に、 y,zの大小関係から y\leqq 4が導かれますので、 y=2,3,4となります。 y=2のとき \displaystyle \frac{1}{z}=0となりますが、これを満たす正の整数 zは存在しません。 y=3のとき \displaystyle \frac{1}{z}=\frac{1}{6}となりますので、 (x,y,z)=(2,3,6)が求めるものの1つになります。 y=4のとき \displaystyle \frac{1}{z}=\frac{1}{4}となりますので、 (x,y,z)=(2,4,4)も求めるものの1つです。

 x=3のとき \displaystyle \frac{1}{y}+\frac{1}{z}=\frac{2}{3}となります。 y,zの大小関係から y\leqq 3となりますので、 y=3となります。このとき、 \displaystyle \frac{1}{z}=\frac{1}{3}ですので、 (x,y,z)=(3,3,3)は求めるものの1つです。

以上から、求める正の整数の組 (x,y,z) (2,3,6),(2,4,4),(3,3,3)の3組となります。

いかがだったでしょうか?

この問題は大学入試の頻出問題集にも載っていた問題です。

大学入試で頻出の問題も教員採用試験で出題されるのでしょうか。

大学入試と同じような対策が教員採用試験で必要ですが、逆に考えれば教員採用試験の問題を解くことは大学入試の対策になるのではないかと思います。

指導法の問題や学習指導要領に関する問題を除けば大学入試で出題されてもおかしくない問題ばかりですので、機会があればチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

 

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