マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

徳島県教員採用試験の問題【2005年中高共通第2問】

ご訪問ありがとうございます!

解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!

今週は2005年実施の徳島県教員採用試験の専門教養数学の問題です。

今回は中高共通の第2問です。

今回の問題の原文

一辺の長さが1である正四面体 OABCがあり、半径 rの球が内接している。このとき、(1)・(2)の問いに答えなさい。

(1)正四面体 OABCの体積を求めなさい。

(2)球の半径 rを求めなさい。

今回の問題について

難易度は☆☆☆です。

四面体の体積を用いて内接する球の半径を求める問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

 \triangle ABCの面積は

 \displaystyle \frac{1}{2}\times 1\times 1\times \sin{60^{\circ }}=\frac{\sqrt{3}}{4}

です。また、正四面体 OABCの高さは、頂点 Oから \triangle ABCに下ろした垂線を OHとすると、点 H \triangle ABCが正三角形であることから重心にきます。したがって、 \displaystyle AH=\frac{\sqrt{3}}{3}となります。よって、三平方の定理より \displaystyle OH=\frac{\sqrt{6}}{3}となります。

これで正四面体 OABCの体積を求める準備ができましたので、それを求めていくと

 \displaystyle \frac{1}{3}\times \triangle ABC \times OH=\frac{\sqrt{2}}{12}

となります。この体積を用いて、この正四面体に内接する球の半径を求めていきます。考え方としては、正四面体4枚の面を底面、高さが rの四面体の体積の合計が正四面体 OABCの体積と等しいので

 \displaystyle \frac{1}{3}\times \frac{\sqrt{3}}{4}\times 4\times r=\frac{\sqrt{2}}{12}

が成り立ちます。この方程式を解くと \displaystyle r=\frac{\sqrt{6}}{12}となります。

いかがだったでしょうか?

正四面体の問題は大学入試においても頻出問題ですので、是非ともおさえておきたい問題です。

体積を問われることが多いので、底面の面積、高さが求められるようにしておくことが大切です。

このタイプの問題はベクトルを用いずに解ける場合がありますが、それでも図形の性質・特徴を覚えておく必要があります。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/

Twitterで更新を報告しています!フォローよろしくお願いします(・ω・)

https://twitter.com/red_red_chopper