ご訪問ありがとうございます!
解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
今週は2009年・2010年首都大学東京の問題です。
今回は2010年文系学部前期日程第1問です。
今回の問題について
難易度は☆☆☆です。
さいころ投げの確率の問題です。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
さいころを同時に3個投げたときの目の出方は全部で通りあります。
今回に問題の場合の確率は、全事象の場合の数を、求めたい事象の場合の数を
とするとき
求めます。
3個のさいころを投げたときの出る目の和をとするとき、
となる確率は、出た目の和が
となる場合の数を数え上げます。
3個のさいころを投げたときの出た目の和がとなる組合せは以下のものがあります。
確率を求める場合はさいころを区別して求めますので、数え上げる場合の数はこれらの順列の総数になります。
したがって、となる場合の数は全部で
通りありますので、求める確率は
となります。
さいころを3個投げたときに出る目の和はから
が考えられますので、
となる確率を求めるには余事象の
となる場合の数を数え上げる方が早く求めることができます。
となる場合の数は
・場合の数は
通り
・場合の数は
通り
・場合の数は
通り
・場合の数は
通り
ですので、となる場合の数は全部で
通りあります。
よって、となる確率は
ですので、
となる確率は
となります。
期待値を求めるには、すべての場合の確率を求めておく必要があります。
今回の場合はまたは
の場合と
の場合の確率を求めなければいけませんが、一方が他方の余事象となっています。
ですので、求めるのが楽なまたは
である確率を求めます。
である場合の数は先ほど数え上げたものを使うと
通りあります。
である場合の数は
の場合をそれぞれ数え上げると全部で
通りあります。
したがって、または
となる確率は
となります。
また、となる確率は、先ほどの余事象の確率ですので
となります。
求める期待値は確率と賞金の積の和ですので
ということになります。期待値を求めたら単位をつけ忘れないように注意してください。
いかがだったでしょうか?
現在は出題範囲から外れていますが、確率の問題と言えば期待値の問題と言っても良いくらいよく出題されていました。
2年後からは期待値の項目が数学Aに戻りますので、出題される可能性が出てきます。
2025年以降に大学を受験される方は要チェックな問題です。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
Twitterで更新を報告しています!フォローよろしくお願いします(・ω・)