マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

図形の問題ver.20220522

ご訪問ありがとうございます!

解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!

今週は教員採用試験で出題された図形の問題です。

今回は神戸市教員採用試験で出題された問題です。

今回の問題について

難易度は☆☆です。

中学の知識だけで解けるかもしれません。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

 \triangle ADB \triangle BCAが合同であることの証明は以下のようになります。

 \triangle ADB \triangle BCAにおいて、

線分 ABは円 Oの直径であるので \angle ADB=\angle BCA=90^{\circ }

 DC//ABで、平行線の錯角は等しいので \angle BCD=\angle DBA

円周角の定理より \angle BDC=\angle CAB

したがって、 \angle DBA=\angle CAB

共通な辺なので AB=BA

直角三角形の斜辺と1組の鋭角がそれぞれ等しいので \triangle ADB\equiv \triangle BCA

今回は中学の知識で解説をしていこうと思います。

 \triangle ABC \angle BCA=90^{\circ },\ \angle CBA=60^{\circ }の直角三角形ですので、辺 ABと辺 BCの長さの比は AB:BC=2:1となります。

したがって、 AB=4であることから、 BC=2であることがわかります。

 \triangle ACOに注目すると、この三角形は OA=OC二等辺三角形 \angle CAB=30^{\circ }ですので、 \angle COB=60^{\circ }です。

また、直線 CPは円 Oの点 Cにおける接線なので \angle PCO=90^{\circ }です。

よって、 OC:OP:CP=1:2:\sqrt{3}であることがわかります。

 OCは円 Oの半径で、その長さは2ですので、 OP=4,\ CP=2\sqrt{3}となります。

 OA=2から AP=OP+OA=6ですので、 AP:PC=6:2\sqrt{3}=\sqrt{3}:1となります。

 \triangle PCBの面積については、点 Cから直線 ABに下ろした垂線の長さ hは、ここまで分かったことを踏まえて \triangle COPに注目すると

 \angle COP=60^{\circ },\ \angle PCO=90^{\circ },\ \angle OPC=60^{\circ }

ですので、 h=\sqrt{3}となります。

よって \triangle PCBの面積を Sとすると、 BP=OP-OB=4-2=2が底辺の長さとなりますので

 \displaystyle S=\frac{1}{2}\times \sqrt{3}\times 2=\sqrt{3}

となります。

いかがだったでしょうか?

数学の教員になるためには数学の知識が全体的に必要だということでしょうか、高校入試で出題されるような問題も教員採用試験では出題されているようです。

今回はあえて接弦定理や三角関数のような高校で習うような知識を避けて解説を試みました。

教える対象者に合わせて解き方を複数用意しろということでしょうか。そのように考えるとなかなか難しいです。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/

Twitterで更新を報告しています!フォローよろしくお願いします(・ω・)

https://twitter.com/red_red_chopper