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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
目次
・今回の問題
・問題の難易度について
・第1問
・第2問
・第3問
・いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜
今回の問題
八戸工業大学の2023年一般入試の問題です。
今回の問題は当ブログでは初登場です。
問題の難易度について
難易度は☆☆☆です。
昨年より第1問が易しくなりましたが、他の問題が難化しています。といっても急激に難しくなっているわけではありません。計算量は昨年と同じくらいですが、「気づく」事ができるかどうかがポイントになります。さすがに旧帝大の問題よりかは易しいですが、教科書よりかは難しいかと思います。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
問題と問題の解説(第1問)
第1問
第1問の解説
問1
与えられている式において、に着目してもに着目しても次数はですので、どちらかの文字について整理します。今回はについて整理します。
問2
の2次方程式の判別式をとすると
2次方程式が異なる2つの実数解を持つ条件はですので、この条件を満たすようなの値の範囲はとなります。
問3
放物線の式を変形(平方完成)すると
となります。したがって、この放物線の頂点はとなります。この頂点が直線上にあるとき
が成り立ちます。この方程式を解くと
よってとなります。
問4
求める2次関数をとおくと、点を通りますので、連立方程式
を解くことになります。まともに加減法や代入法で解くとしんどいので、第2式に注目してみます。は第2式の等式を満たしています。残りの2つの等式も満たすかどうかをチェックすればいいですが、これらも満たしています。したがって、この連立方程式の解はとなります。よって、求める2次関数の式は
となります。
問題と問題の解説(第2問)
第2問
第2問の解説
問1
与えられた式を変形していくと
となりますので、…①となります。はこの等式を満たしませんので、です。ですので、等式①の両辺をで割って、三角比の相互関係を用いると
となります。
問2
の面積をとすると
線分はの二等分線なのでです。でもあるので
問3
問題文を言い換えると、の外接円の半径がだということに注意すると、に正弦定理を用いると
したがって、となります。三角比の相互関係を用いると
問4
円に内接する四角形の向かい合う角の和はですので、です。したがってとなります。このことを用いての値を求めます。に余弦定理を用いると
…①
に余弦定理を用いると
…②
①と②より
この方程式を解くととなります。
問題と問題の解説(第3問)
第3問
第3問の解説
問1
複素数をの形に直すと
であることに注意すると
問2
をで割った余りをとおき、とします。剰余の定理より
より…①
より…②
①と②は同時に満たすので、連立方程式
を解くことになります。この連立方程式の解はとなりますので、求める余りはとなります。
いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜
解く方針を立てること自体は教科書の章末問題や節末問題が解ければ大丈夫かと思います。
ですが、計算量は教科書の問題よりかは多いので、その練習が必要になってくるかと思います。
ところで、この大学の一般入試は毎年第1問に2次関数、第2問に図形と計量・三角関数、第3問に複素数と方程式の問題が出題されています。
数学Ⅱが出題範囲として入っているようですが、微分積分の問題が無いのが残念です。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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