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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
今回は必要条件・十分条件の問題です。
目次
・今回の問題
・今回の問題について
・今回の問題の解説
・いかがだったでしょうか?
今回の問題
(1)自然数に関して、がともに偶数であることはがともに偶数であるための( )
(2)のとき、であることは、であるための( )
( )には「必要十分条件」、「必要条件であるが十分条件ではない」、「十分条件であるが必要条件ではない」、「必要条件でも十分条件でもない」のうちそれぞれどれが適するか。
今回の問題について
今回は令和5年国立病院機構中国・四国付属看護学校の問題からです。
しっかりやるのであれば証明や不等式を解くといったようなことをする必要があるので、時間がかかる問題です。
直感的に答えられそうな問題ですが少し危険です。
今回の問題の解説
(1)の問題について
命題「がともに偶数がともに偶数」の真偽を調べます。
が偶数なので、とはともに奇数か、ともに偶数となります。また、が偶数なので、とのうち少なくとも一方が偶数になります。この両者を合わせるとはともに偶数となりますので、この命題は真となります。
命題「がともに偶数がともに偶数」の真偽を調べます。
(を自然数とします)とおくと
となりますので、とはともに偶数となります。
よって、この命題は真です。
以上から、とがともに偶数であることはがともに偶数であるための「必要十分条件」となります。
(2)の問題について
不等式を解くと
よりとなりますので、この範囲内で不等式を満たすの値の範囲を求めるととなります。ここで、集合をそれぞれ
とおくと、とには包含関係が成り立ちませんので、であることは、であるための「必要条件でも十分条件でもない」となります。
いかがだったでしょうか?
方程式や不等式があるような問題は一度その方程式、不等式を解いて集合で表すことを考えてみてください。
集合の包含関係を見れば必要条件・十分条件の判定を行うことができます。
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