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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
今回は必要条件・十分条件の問題です。
目次
・今回の問題
・今回の問題について
・今回の問題の解説
・いかがだったでしょうか?
今回の問題
(1)であることはであるための( )
(2)であることはであるための( )
(3)であることはであるための( )
(4)が実数であるとき、であることはであるための( )
(5)の3辺の長さをそれぞれとする。
はが直角二等辺三角形であるための( )
( )には「必要十分条件」、「必要条件であるが十分条件ではない」、「十分条件であるが必要条件ではない」、「必要条件でも十分条件でもない」のうちそれぞれどれが適するか。
今回の問題について
今回の問題はすべて「必要条件でも十分条件でもない」が答えとなるようなものを集めました。
見た目で全く関係がなさそうな2つの条件であったり、「必要十分条件」や「必要条件」、「十分条件」になっていそうなものもあります。
必要条件・十分条件に関する問題は集合で考えるか命題を立てて真偽を調べることをしっかり行っていけば正解にたどり着くことができます。
今回も命題を立てて真偽を調べる方法で解説しますが、答えが全て「必要条件でも十分条件でもない」となっていますので反例の探し方に焦点を当てて解説をしていきます。
反例の探し方の基本は仮定を満たして結論を満たさないものを探すことです。
今回の問題の解説
(1)の問題について
命題の真偽を調べます。
は仮定のを満たしていますが、結論のを満たしていません。
これが反例となりますので、この命題は偽です。
命題の真偽を調べます。
仮定はですので、の値はでなければ何でも良いということになります。
ですので、結論のに注目してでないもので負の数のものを1つ探せば良いです。
例えばがこれに該当しますので、反例としてこれを挙げればこの命題が偽であることが言えます。
以上よりはであるための必要条件でも十分条件でもないということになります。
(2)の問題について
を解くととなります。
頭の中でをと言い換えてこのあと立てる命題の真偽を調べていきます。
命題の真偽を調べます。
は仮定のを満たしますが、結論のを満たしていません。
これが反例となりますので、この命題は偽です。
命題の真偽を調べます。
は仮定のを満たしていますが、結論のを満たしていません。
これが反例となりますので、この命題lは偽となります。
以上より、はであるための必要条件でも十分条件でもないということになります。
(3)の問題について
2乗すると正の数になるというところに注意して反例を探します。
例を挙げますと、とするとです。
ですのでにはなりません。
この点に注意して反例を探します。
命題の真偽は上の例から偽です。
命題の真偽を調べます。
とするとですのでを満たしています。
ところが、ですのでを満たしていません。
これが反例となりますので、この命題は偽です。
以上より、であることはであるための必要条件でも十分条件でもないということになります。
(4)の問題について
不等式の性質に両辺に負の数をかけたり割ったりすると不等号の向きが変わるというものがあります。
この点に注意して反例を探していきます。(を負の数にすると反例が見つかりそうですね!)
命題の真偽を調べます。
のときを満たしますが、ですのでは満たしません。
これが反例となりますので、この命題は偽です。
命題の真偽を調べます。
のときですのでを満たします。
ところが、は満たしていません。
これが反例となりますので、この命題は偽です。
以上より、はであるための必要条件でも十分条件でもないということになります。
(5)の問題について
が直角三角形であれば、三平方の定理よりが成り立つことは間違っていませんが、であることはどこにも書いていません。
ですので、が直角三角形であるときはの可能性があることを考えます。
が二等辺三角形である場合も同じくであることがどこにも書いていませんので、やである可能性があることも考えて反例を探します。
命題が直角二等辺三角形の真偽を調べます。
のはですのでを満たします。
ところが、この三角形は直角二等辺三角形ではありません。(正三角形です)
この三角形が反例となりますので、この命題は偽です。
命題が直角二等辺三角形の真偽を調べます。
辺の長さがのの形状はでを満たしますので、三平方の定理の逆より直角二等辺三角形です。
ところが
となりますので、この三角形が反例となります。
よって、この命題は偽です。
以上よりはが直角二等辺三角形であるための必要条件でも十分条件でもないということになります。
いかがだったでしょうか?
反例を探すには問題文をよく読んでそれを理解するか、基礎・基本事項を理解しておくというところが重要です。
今回の記事では見落としがちなところを赤字で示しました。
数学の問題を解くためには隅々まで考えることが大切です。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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