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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
今回は必要条件・十分条件の問題です。
目次
・今回の問題
・今回の問題について
・今回の問題の解説
・いかがだったでしょうか?
今回の問題
(1)は実数とする。であることはかつであるための( )
(2)であることはであるための( )
(3)かつであることはであるための( )
( )には「必要十分条件」、「必要条件であるが十分条件ではない」、「十分条件であるが必要条件ではない」、「必要条件でも十分条件でもない」のうちそれぞれどれが適するか。
今回の問題について
今回もyahoo!知恵袋にあった問題です。
反例の見つけ方を焦点に当てて解説します。
今回の問題の解説
(1)の問題について
かつの真偽を調べます。
ならばですので、となります。
よって、この命題は真です。
かつの真偽を調べます。
仮定の条件を見てみると、を満たさないといけないのですが、この条件からのうち少なくともつがでなければいけないことがわかります。
のうちどれか1つがであれば良いので、としておきます。
仮定の条件はも同時に満たさなければなりません。
と設定しましたので、またはであるものが見つかればを満たしませんので、それが反例となります。
かつであるものを探せば良いのですが、これらの条件からであることがわかりますので、の値を以外に設定すれば、の値が決まります。
例えば、に設定すれば、になりますので、はかつを満たし、を満たさないものの1つになります。
これが反例となりますので、この命題は偽です。
以上から、であることはかつであるための「十分条件であるが必要条件ではない」ということになります。
(2)の問題について
不等式を解くととなります。
また、不等式を解くととなります。
ここまでやれば、普通は以下のように集合を用いて必要条件か十分条件かを判断します。
とおくとが成り立ちますので、であることはであるための「必要条件であるが十分条件ではない」ということになります。
命題を作って判断する場合は以下のようにします。
の真偽を調べます。
この命題を言い換えるととなります。
は仮定のを満たしますが、を満たしません。
これが反例になりますので、この命題は偽です。
の真偽を調べます。
この命題を言い換えるととなります。
仮定のを満たすはすべてを満たしますので、この命題は真となります。
以上から、であることはであるための「必要条件であるが十分条件ではない」となります。
(3)の問題について
かつの真偽を調べます。
仮定の条件かつを見てみると、とは負の数の値を取りうることが考えられます。
結論の条件はですが、とが異符号であるものの組み合わせを見つければ、となりますのでこれが反例となります。
例えば、は仮定を満たしますが、となりますので、結論を満たしません。
これが反例となりますので、この命題は偽です。
かつの真偽を調べます。
仮定の条件はですが、結論のを満たさないものを使って仮定の条件を満たすものが作れないかを考えてみます。
例えば、はという条件を満たしません。
とすると、となりますので、仮定のを満たします。
この例は結論のかつを満たしませんので、反例となります。
したがって、この命題は偽です。
以上から、かつであることはであるための「必要条件でも十分条件でもない」となります。
いかがだったでしょうか?
今回は反例を探すことを頂点に解説をしました。
反例は仮定を満たして結論を満たさないものです。
反例を探すときは
(1)仮定を満たすもので結論を満たさないものを探す
(2)結論を満たさないものから仮定を満たすものを探す
この2つのうちどちらかをすれば見つかります。
次回以降はセンター試験・共通テストの過去問や専門学校、大学、教員採用試験の過去問を扱います。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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