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目次
・今回の問題
・今回の問題の原文(記述式)
・今回の問題について
・今回の問題の解説
・いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜
今回の問題
今週は2022年実施の徳島県教員採用試験専門教養数学の問題です。
今回は中高共通第4問です。
今回の問題の原文(記述式)
関数…①について、次の(1)・(2)の問いに答えなさい。ただし、は実数とする。
(1)のとき、①を加法定理を用いて変形することについて、さんとさんが次のように考察しました。
さん:三角関数の加法定理から、(ア)…②となるね。
さん:①には、とが含まれているから、とになる値があると、うまく変形できそうだけど、とはともに(イ)以下である必要があるから、工夫が必要だね。
さん:直角をはさむ2辺の長さがとなる直角三角形を考えてみたらどうかな。三平方の定理を利用すると、直角三角形の斜辺の長さは(ウ)となるね。そうすると、
(ウ)((エ)(オ))
と変形できるよ。
さん:そこまでわかれば(ア)と(エ)(オ)を比較して(カ)、(キ)とおけば、①は、
(ウ)と変形できるね。
さん:同じように考えれば、他の三角関数の加法定理を使って、のときの①を変形することができそうだね。
(a)(ア)から(キ)にあてはまる最も適切な式または値を答えなさい。ただし、(ア)には式が入り、(イ)から(キ)には値が入る。また、同じ記号には同じ式または値が入るものとする。
(b)下線部について、②以外の三角関数の加法定理を用いて①を変形しなさい。
(2)①について、の最小値を求めなさい。
今回の問題について
難易度は☆☆☆☆です。
三角関数の最小値を求める問題です。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
のとき
三角関数の加法定理は
・
・
だけ覚えておくと充分です。この加法定理から、三角関数の合成の公式
ただし
が導かれます。このときの値は1以下の値になります。この公式より
と変形できます。これを元にすると会話文の空欄を埋めることができます。下線部のさんの発言に関しては
と変形できることを言っています。
の最小値
先程と同じようにしてを変形すると
と変形できます。のとき、のときとなりますので、の最小値は
のときで最小値、のときで最小値をとります。
いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜
関数に定数の文字が含まれるので最初は戸惑うかもしれません。
会話のようにまずは定数の値をやなどのように簡単な値に設定して具体的に考えてみると解く方針が見えてくる可能性があります。
ですので、会話文がある問題は会話文の内容を参考にして解いていくと良いかもしれません。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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