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今週は2015年実施の徳島県教員採用試験専門教養数学の問題です。
今回は中学校第1問です。
今回の問題の原文
濃度12%の食塩水100gが入った容器がある。この容器からgの食塩水をくみ出す。その後、濃度8%の食塩水gと水gをこの容器に入れ、混ぜると濃度10.4%の食塩水ができる。このときの値を求めなさい。
今回の問題について
難易度は☆☆です。
食塩水に関する文章題です。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
文章題は内容をよく理解して式を立てていきます。食塩水の質量パーセント濃度は「食塩」の質量と「食塩水」全体の質量に分けて考えていきます。
食塩の量を求める
濃度12%の食塩水100gからgくみ出したので、この食塩水の残りの質量はgとなります。濃度が12%なので、食塩の量はgとなります。ここに濃度8%の食塩水gと水gを混ぜたものを入れますので、この入れる分の食塩水には食塩がg入っています。したがって、出来上がった10.4%の食塩水の中には食塩がg含まれているということがわかります。
食塩水全体の量を求める
食塩水の質量の動きは次の通りです。
(1)100gからgくみ出す。→g
(2)食塩水gと水gを混ぜたものを混ぜる。→g
したがって、食塩水の量はgとなります。
濃度からの値を求める
食塩水の質量パーセント濃度は次のようにして求めます。
(食塩の量)(食塩の量水の量)(質量パーセント濃度)
ここで(食塩の量水の量)(食塩水の量)であることに注意すると、次の方程式が立てられます。
この方程式を解くととなります。
いかがだったでしょうか?
今回の文章題は大人が解けば簡単かもしれませんが、中学生が解くとなると難しいかもしれません。
その難しいところが何なのか考えつつ、どのように教えるべきなのかを組み立てる必要がありそうです。
一つずつお話を整理していけば指導方法が見つかるかもしれません。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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