マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

共通テスト前の確認数学Ⅱ+B編まとめ

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今週は共通テスト前の確認です。

今回は数学Ⅱ+Bのまとめです。

今回の問題の原文

(1) aを定数とする。放物線

 y=x^{2}-2ax+2a^{2}-4a

 x軸と異なる2つの交点を持つとき、その交点と放物線の頂点でできる三角形の面積の2乗の最大値を求めよ。

(2) y=8^{x}-3\cdot 2^{x}の最小値とそのときの xの値を求めよ。

(3) \vec{a}=(1,3,-2),\ \vec{b}=(1,-2,0)とする。このとき、 |\vec{a}+t\vec{b}|の最小値とそのときの tの値を求めよ。

(4)実数 a,\ b

 a^{2}+b^{2}=16,\ a^{3}+b^{3}=44

を満たしている。 a_{n}=a^{n}+b_{n}とおくとき、 nが2以上の自然数であるとき a_{n}は4で割り切れることを示せ。

今回の問題について

難易度は☆☆☆☆です。

数学Ⅱと数学Bのまとめ問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

(1)扱っている関数が2次関数ですので、平方完成をして頂点を求めます。

 y=(x-a)^{2}+a^{2}-4a

となりますので、頂点は (a,a^{2}-4a)となります。この頂点は放物線 y=x^{2}-4x上にあります。

放物線 y=x^{2}-2ax+2a^{2}-4a x軸が異なる2点で交わる条件は、方程式 x^{2}-2ax+2a^{2}-4a=0の判別式を Dとすると

 D/4=-a^{2}+4a

ですので、 -a^{2}+4a/gt 0となります。この不等式を解くと 0\lt a\lt 4です。 aがこの範囲にあるとき、放物線と x軸との交点と頂点でできる三角形の面積は

 \displaystyle \frac{1}{2}\times \sqrt{-a^{2}+4a}\times (-a^{2}+4a)=(-a^{2}+4a)^{\frac{3}{2}}

となります。三角形の面積の2乗の最大値は、 -a^{2}+4a=-(a-2)^{2}+4ですので、 a=2のとき 64となります。

 

(2) 2^{x}=tとおくと y=t^{3}-3tとなります。また、 tの取りうる値の範囲は t\gt 0です。

 \displaystyle \frac{dy}{dt}=3t^{2}-3

ですので、 yの増減は次のようになります。

 \begin{array}{|c|c|c|c|c}\hline t&0&\cdots &1&\cdots \\ \hline \displaystyle \frac{dy}{dt}&\ &-&o&+\\ \hline y&\ &\searrow &2&\nearrow \\ \hline \end{array}

したがって、 t=1すなわち x=0のとき最小値 2をとります。

 

(3) \vec{a}=(1,3,-2),\ \vec{b}=(1,-2,0)より

 |\vec{a}|^{2}=14,\ |\vec{b}|^{2}=5,\ \vec{a}\cdot \vec{b}=-5

ですので

 |\vec{a}+t\vec{b}|=5t^{2}+10t+14

となります。これは tの2次関数ですので、平方完成をして最小値を求めます。求めるのは |\vec{a}+t\vec{b}|の最小値ですので、これを求めると t=1のとき最小値 3をとります。

 

(4)どの文字を入れ替えても値が変わらない式を対称式といいます。そのうちの a+b abを基本対称式といいます。すべての対称式は基本対称式を用いて表すことができます。例えば

 \begin{eqnarray*} a^{2}+b^{2}&=&(a+b)^{2}-2ab\\ a^{3}+b^{3}&=&(a+b)^{3}-3ab(a+b)\end{eqnarray*}

と表すことができます。この2式と a,\ bが実数であることから a+b=2,\ ab=-6となります。

 \begin{eqnarray*} a^{n+2}+b^{n+2}&=&(a+b)(a^{n+1}+b^{n+1})-ab(a^{n}+b^{n})\\ &=&2(a^{n+1}+b^{n+1})+6(a^{n}+b^{n})\end{eqnarray*}

 a^{n}+b^{n}=a_{n}とおくと a_{n+2}=2a_{n+1}+6a_{n}という関係式があることがわかります。この関係式と、 a_{2}=16,\ a_{3}=44で偶数であることあから、 n\geqq 2である自然数 nについて a_{n+2}は4の倍数であることが言えます。

いかがだったでしょうか?

いよいよ本番の刻が迫ってきました。

受験される方はいつも通りの力が出せるように頑張ってください!ヽ(^o^)

明日からは教員採用試験の問題を紹介しますが、大学入試と同じくらいのレベルの問題ですので、良い対策になるかと思います。受験生の方も是非チャレンジしてみてください。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/

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