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今回は必要条件・十分条件の問題です。
目次
・今回の問題
・今回の問題について
・今回の問題の解説
・いかがだったでしょうか?
今回の問題
は実数とする。
(1)はまたはであるための( )
(2)が鋭角三角形であることはであるための( )
(3)が鈍角三角形であることはであるための( )
( )には「必要十分条件」、「必要条件であるが十分条件ではない」、「十分条件であるが必要条件ではない」、「必要条件でも十分条件でもない」のうちそれぞれどれが適するか。
今回の問題について
2022年の宮城大学総合選抜で出題された問題です。
公立大学でも必要条件・十分条件に関する問題が出題されているようです。
今回の問題の解説
(1)の問題について
命題またはの真偽を調べます。
ならばまたはが成り立ちます。
したがって、またはであることが言えますので、この命題は真の命題となります。
命題またはの真偽を調べます。
のとき、ですのでが成り立ちます。
のとき、ですのでが成り立ちます。
したがって、この命題は真の命題となります。
以上から、であることはまたはであるための「必要十分条件」となります。
(2)の問題について
命題が鋭角三角形の真偽を調べます。
鋭角三角形とは、三角形のすべての内角が鋭角である三角形のことをいいます。
鋭角とは角の大きさがより小さい角のことをいいますので、であることがいえます。
よって、この命題は真の命題になります。
命題が鋭角三角形の真偽を調べます。
のはを満たしていますが、この三角形は鋭角三角形ではありません。
したがって、この命題は偽の命題となります。
以上から、が鋭角三角形であることはであるための「十分条件であるが必要条件ではない」となります。
(3)の問題について
命題が鈍角三角形の真偽を調べます。
のは鈍角三角形ですが、を満たしていません。
よって、この命題は偽の命題となります。
命題は鈍角三角形の真偽を調べます。
ですのでが鈍角となります。
したがって、は鈍角三角形になりますので、この命題は真の命題となります。
以上から、が鈍角三角形であることはであるための「必要条件であるが十分条件ではない」となります。
いかがだったでしょうか?
(2)と(3)の問題は直感的にやると危険な問題ではないかと思います。
しっかりと立てるべき命題を立てて、真偽を調べていかないと正しい答えに行き着くことが難しいです。
(1)の問題は頻出問題です。
「または」と「かつ」には要注意です。
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