マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

帝京平成大学の問題【2022年一般入試問題2[2]】

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今週は帝京平成大学2022年一般入試の問題です。

今回は問題2の[2]です。

今回の問題について

難易度は☆☆☆です。

三角比で与えられた条件から三角形の形状を考えていきます。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

与えられている条件式を変形してみます。

 \begin{eqnarray*} 2\cos{A}\cos{B}&=&-\sin^{2}{A}+\sin^{2}{B}+1\\ -\sin^{2}{A}-2\cos{A}\sin{B}+1&=&0\\ \cos^{2}{A}-2\cos{A}\sin{B}+\sin^{2}{B}&=&0\\ (cos{A}-\cos{B})^{2}&=&0\end{eqnarray*}

したがって、 \cos{A}=\sin{B}が成り立ちます。公式 \sin{[90^{\circ }-\theta )}=\cos{\theta } \sin{(90^{\circ }+\theta )}=\cos{\theta }に当てはめて考えると B=90^{\circ }-Aまたは B=90^{\circ }+Aという条件が出てきます。前者は Bが鋭角のとき、後者は Bが鈍角のときです。

 Bが鋭角のとき、先ほどの条件から A+B=90^{\circ }ですので、三角形の内角の和が 180^{\circ }であることより C=90^{\circ }となります。

 Bが鈍角のときは B=90^{\circ }+Aとなります。このとき C=90^{\circ }-2Aとなります。頂点 Aから直線 BCに垂線を下ろし、その足を Hとすると、 \triangle ACH \angle CHA=90^{\circ }の直角三角形になりますので、 \angle CAH=90^{\circ }-Cとなります。この角度を Aを用いて表すと、先ほどの C Aで表したものを代入して \angle CAH=2Aとなります。

ここまでの計算により、 Bが鈍角で A=17^{\circ }のとき B=107^{\circ },\ C=56^{\circ }ということになります。

帝京平成大学はスゴイのか?

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「偏差値が低い≠スゴくない」ですが、「偏差値が低い=入りやすい」ということは言えますので、医療系の大学を考えている方にはおすすめです。

今回の問題は三角比で与えられた条件から三角形の形状を考えていく必要がある問題でした。

入試問題にはあまり出てこない傾向がありますが、式変形をすれば解ける問題ですので、そこまで難しい問題ではないです。

 

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