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今回は必要条件・十分条件の問題です。
目次
・今回の問題
・今回の問題について
・今回の問題の解説
・いかがだったでしょうか?
今回の問題
条件について、「はであるための十分条件であるが必要条件ではない」ものは次のうちどれか。ただし、は実数とする。
①
②かつ
③
④
⑤はの倍数はの倍数
今回の問題について
令和3年度の都立看護専門学校の問題からです。
がであるための十分条件であるが必要条件ではないものを選ぶ問題です。
ですので、以下の手順で解いていきます。
(1)が真であるかどうかを調べる。ここでこの命題が偽であることが確認できればストップ。
(2)が偽であるかどうかを調べる。この命題が真であれば「必要十分条件」となるので選択肢から外す。
集合を用いたほうが早そうであればそちらを使うことにします。
今回の問題の解説
①の解はとなります。
ここでとすると、という包含関係が成り立ちますので、はであるための「必要条件であるが十分条件ではない」となります。
②かつは真です。また、かつも真ですのではであるための「必要十分条件」となります。
③の真偽を調べます。
はを満たしますが、となり結論を満たしていません。これが反例となりますので、この命題は偽となります。
この時点で「はであるための十分条件であるが必要条件ではない」には該当しませんので、選択肢から外します。
④は真です。
の真偽を調べます。
はですがは満たしていません。これが反例となりますので、この命題は偽です。
以上からはであるための「十分条件であるが必要条件ではない」となりますので、これを選択肢に入れます。
⑤自然数全体の集合を、集合をとおくと、包含関係が成り立ちますので、はであるための「必要条件であるが十分条件ではない」となります。
以上から、答は④です。
いかがだったでしょうか?
都立看護専門学校の入試では令和3年以降、必要条件・十分条件に関する問題が毎年出題されているようです。
今回のような問題も2年に1度出題されているようで、同じパターンでいくと次は令和7年度に出そうです。
ですが、令和6年度で出題されないとは限りませんので、対策は必要かと思います。
やることはの命題と[tex; q\Longrightarrow p]の命題を組み立てて真偽を調べることですので、問題集やセンター試験の過去問を解くと良い対策になるかと思います。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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