マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

生徒の解答間違い探し【2次方程式の共通解】

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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!

目次

今回の問題
今回の問題について
今回の問題の解説
いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜

今回の問題

今週は生徒の解答間違い探しです。問題に対する生徒の解答に致命的な間違いがありますので、それを探してみてください。

今回の問題について

難易度は☆☆☆です。

2次方程式の共通解に関する問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

間違いを見つけやすくするために正しい解答を示します。

正しい解答

共通解を \alpha とする。① -②より

 (k-1)(\alpha -3)=0

よって、 k=1または \alpha =3

 k=1のとき、方程式はともに x^{2}+x+3=0となる。この方程式の解は

 \displaystyle x=\frac{-1\pm \sqrt{11}i}{2}

となり、この方程式は実数解を持たない。

 \alpha =3のとき、①より k=-4

以上より、求める kの値と共通解は k=-4、共通解は x=3

「かつ」と「または」の違い

生徒の解答では (k-1)(x-3)=0を導き出していますが、ここまでは問題なさそうです。ところが、このあとに「 k=1で共通解が x=3」という結論を出しています。この解答は「 k=1かつ x=3」であることを意味していますが、 (k-1)(x-3)=0を満たすには k=1 x=3のうちどちらか1つが成り立てばいいので、「 k=1または x=3」とするのが正解です。

 f(x)=0かつ g(x)=0」と「[tex: f(x)-g(x)=0

今回の問題は f(x)=0 g(x)=0の共通解を f(x)-g(x)=0を計算して求めるタイプの問題です。 f(x)-g(x)=0 f(x)=g(x)を言っているだけで、 f(x)=0かつ g(x)=0であることは言っていません。ですので、今回の場合は f(x)=0かつ g(x)=0という条件が成り立つかのチェックが必要でした。共通解が実数であることが要請されていますが、 k=1のときは虚数解を持ちましたので、この場合は除かないといけません。

いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜

今回は2次方程式の共通解に関する問題でした。

問題集などでよく例題として扱われています。

解き方、記述の仕方を覚えてしまうというのも良いかと思いますが、追求すると奥が深い問題だと思います。

 

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