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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
目次
・今回の問題
・問題の難易度について
・第1問
・第2問
・第3問
・第4問
・第5問
・第6問
・いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜
今回の問題
今回は九州女子大学の2020年一般入試C日程の問題です。
問題の難易度について
難易度は☆☆です。
教科書の例や例題で出てきそうな問題ばかりです。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
問題と問題の解説(第1問)
第1問
第1問の解説
三角比と対称式に関する問題です。
三角比の相互関係との取りうる値の範囲に注意して値を求めていきます。
(1)の問題
与えられている条件の両辺を2乗します。そうすると
となります。
(2)の問題
先ほど求めたの値を使います。
のままでは値が求められませんので、この値の2乗を求めます。
最後に平方根をとりますので符号を気にしないといけませんが、の符号との取りうる値の範囲からであることがわかります。
したがって、となります。よって
ゆえにとなります。
(3)の問題
三角比の相互関係を使って、とだけの式に持ち込みます。
となります。
答え
1…④ 2…⑧ 3…①
問題と問題の解説(第2問)
第2問
第2問の解説
必要条件・十分条件の問題です。
この問題の解き方は次の2通りです。
(A)命題を立てて真偽を確認する。
(B)集合を考えて包含関係を見る。
(A)の解き方で行く場合は問題が「であることはであるための( )」となっているとき
・ならば
・ならば
の2つの命題を立てます。
この2つの命題の真偽を調べるのですが、その結果が
・両方の命題が真「必要十分条件」と答える。
・上の命題のみ真「十分条件であるが必要条件ではない」と答える。
・下の命題のみ真「必要条件であるが十分条件ではない」と答える。
・両方の命題が偽「必要条件でも十分条件でもない」と答える。
という流れになります。
(B)の解き方で行く場合は問題が「であることはであるための( )」となっているとき、条件を満たす全体の集合を、条件を満たす全体の集合をとしたとき、2つの集合の包含関係を調べます。その結果が
・「必要十分条件」と答える。
・「十分条件であるが必要条件ではない」と答える。
・「必要条件であるが十分条件ではない」と答える。
・とに包含関係が成立しない「必要条件でも十分条件でもない」と答える。
という流れになります。
(1)の問題
不等式を解くととなります。
とすると、包含関係が成り立ちますので、この問題の答えは「十分条件であるが必要条件ではない」となります。
(2)の問題
次の2つの命題を考えます。
・ならば
・ならば
上の命題はが反例になりますので、偽の命題です。
下の命題は真の命題です。
よって、この問題の答えは「必要条件であるが十分条件ではない」となります。
(3)の問題
次の2つの命題を考えます。
・ならばかつ
・かつならば
上の命題はが反例となりますので、偽の命題です。
下の命題はとの符号がともに正で同じですのでとなります。したがって、真の命題になります。
よって、この問題の答えは「必要条件であるが十分条件ではない」となります。
(4)の問題
次の2つの命題を考えます。
・ならば
・ならば
上の命題はが反例となりますので、偽の命題です。
下の命題はが反例となりますので、偽の命題です。
よって、この問題の答えは「必要条件でも十分条件でもない」となります。
(5)の問題
図示することができれば一瞬です。以下のようになります。
を満たす全体の集合を、を満たす全体の集合をとすると、赤い部分が集合、青い部分が集合を表しますが、包含関係が成り立っていることがわかります。
よって、この問題の答えは「十分条件であるが必要条件ではない」となります。
図示できない場合は次の2つの命題を考えます。
・ならば
・ならば
上の命題はとが実数なのでであればとはともに以下です。したがって
が成り立ちますので、この命題は真の命題です。
下の命題はが反例になりますので、偽の命題となります。
答え
4…② 5…① 6…① 7…④ 8…②
問題と問題の解説(第3問)
第3問
第3問の解説
集合の要素に関する問題です。
全体集合の要素が個しか無いので、書き並べて数えるほうが早いです。
問題を解く準備として、集合と集合の要素を書き並べてみます。
(1)の問題
集合の要素の数が個あります。
(2)の問題
集合の要素の数が個ありますので、の補集合の要素の数は
(3)の問題
集合にも集合にも含まれている要素を書き並べると
となります。要素の数を数えると個あります。
(4)の問題
この手の問題はド・モルガンの法則を使います。
であることから、数える要素は集合にも集合にも含まれないものの個数です。
要素の数は個です。
答え
9…③ 10…⑦ 11…② 12…⑥
問題と問題の解説(第4問)
第4問
第4問の解説
2次関数の決定の問題です。
教科書の例題によく載っている問題です。
放物線の軸がなので、求める2次関数の式は
とおくことができます。
この関数のグラフが点とを通りますので、次の連立方程式が成り立ちます。
この連立方程式を解くととなりますので、求める2次関数の式は
となりますが、この右辺を展開すると
となります。
答え
13…③ 14…⑥ 15…⑩
問題と問題の解説(第5問)
第5問
第5問の解説
確率でよく出る「赤玉・白玉問題」です。
袋の中には全部で個の玉が入っています。
(1)の問題
2個とも赤玉である確率は
(2)の問題
2個が赤玉と白玉である確率は
(3)の問題
2個とも白玉である確率は
ですので、2個とも青玉ではない確率は
(4)の問題
(3)の余事象となりますので、次のように求められます。
答え
16…⑤ 17…② 18…⑩ 19…⑨
問題と問題の解説(第6問)
第6問
第6問の解説
図形の性質に関する問題ですが、頑張れば中学生でも解けそうです。
図形に関する問題は図を描くと解く方針が立てやすいです。次の図が参考図です。
点と点はそれぞれ辺の中点ですので、中点連結定理より
かつ
が成り立ちます。したがって∽で相似比はとなります。
したがってが成り立ちます。
また、点はの重心ですので、です。
したがって、が成り立ちます。
点が辺の中点であることに注意すると
となりますので、との面積比はとなります。
答え
20…⑧
いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜
教科書の例や例題が理解できれば解けるような問題ばかりでした。
教科書傍用問題集を解くだけでも対応ができるのではないでしょうか。
定期テストで8割以上取れていて、きちんと復習できている状態であればこの入試で高得点は取れるのではないでしょうか。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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