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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
今週は2013年実施の徳島県教員採用試験専門教養数学の問題です。
今回は問題の選定の都合上、1956年東京大学2次試験の解析Ⅱの第1問です。
今回の問題の原文
次の関数の最大値および最小値を求めよ。またそのときのの値はいかほどか。
ただし、とする。
今回の問題について
難易度は☆☆☆☆です。
三角関数の最大・最小問題です。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
関数を倍角の公式を用いて式変形していきます。この際、できるだけまたはに合わせます。どちらかに合わせるかは、またはについて見たときに次数が奇数になっていると、それが残るのでそれに合わせていきます。今回の場合はについて着目すると1次の項がありますので、に合わせたほうが良さそうです。
関数の式変形する
与えられた関数を次のように式変形していきます。
とおきます。
これでのみで関数を表すことができました。
関数のとりうる値の範囲を調べる
先ほどの式変形から、とおいてをの式で表すと
となります。これはの4次関数ですので、導関数を求めて関数の増減を調べてみます。ですのでです。また、導関数は
となりますので、の増減は以下のようになります。
増減表から関数の最大値と最小値を求める
上の増減表から最大値はすなわちのとき、最小値はすなわちのときとなります。
いかがだったでしょうか?
最初の式変形が大変でした。
ここさえ乗り切れば、あとは置き換えて関数の増減を調べればいいので、そこまで難しい問題ではないです。
倍角の公式や導関数の性質などの基礎的な知識は必要です。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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