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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
今週は首都大学東京2005年・2006年の問題です。
今回は2005年前期日程第3問と第4問です。
今回の問題について
難易度は☆☆☆☆です。
三角関数の最大値・最小値の問題と確率の問題です。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
(1)とおくと
となりますので、をの式で表すと
となります。は置き換えにより得られたものなので、のとりうる値の範囲を求めておきます。
と変形できますので、のとき、のとりうる値の範囲はとなります。
この範囲内でのの最大値と最小値を求めますが、式がの3次式ですので、導関数を求めて関数の増減を調べます。
となりますので、の増減は以下のようになります。
この増減表により、のときは最小値をとることがわかりますので、このときのの値を求めます。
を解くととなります。
最大値のほうも同じようにその値をとるの値を求めておきます。
最終的な答えはのとき最小値、のとき最大値をとなります。
(2)最終的に期待値の値を求めなければいけないので、すべての場合の確率を求めておく必要があります。
その一例としての場合が問題として設定してあります。
となる場合は
・2つの組から7を取り出す
・4と1を取り出す
・5と3を取り出す
・6と5を取り出す
の場合が考えられますので、それぞれの場合が起こる確率を求めます。
その確率はそれぞれでこれらの場合は同時に起こりませんから、和の法則によりとなる確率はとなります。
をからまでの値をとる自然数とし、となる確率をと置くことにすると、期待値は
と定義されます。この計算を行えばいいのですが、そのためにはの値がすべて必要になります。
この問題の状況ではまでが考えられますので、考えられるとなる確率をすべて求めなければなりません。
ここが期待値の問題で大変なところです。
期待値はです。
いかがだったでしょうか?
2問とも計算が大変で時間がかかる問題かと思います。
特に期待値の問題は恐ろしく時間がかかります。
今は期待値は数学Bの統計のところへ移動したので入試問題には出ませんが、次の学習指導要領の改訂で数学Aの項目で復活するそうですので2年後以降の入試問題では出題される可能性があります。
まぁ、本番で出たとしても無理そうなら期待値の計算は思い切って捨てても良いかもしれませんね。他の問題を解く時間が無くなるほうが恐ろしいです。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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