マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

共通テスト前の確認数学Ⅰ+A編【図形の性質】

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今週は共通テスト前の確認数学Ⅰ+A編です。

今回は図形の性質の問題です。

今回の問題の原文

(1)三角形の外心、内心、重心、垂心の定義を述べよ。

(2)三角形の外心を O、内心を I、外接円の半径を R、内接円の半径を rとするとき

 OI^{2}=R^{2}-2Rr

であることを示せ。

今回の問題について

難易度は☆☆☆です。

三角形の外心、内心、重心、垂心の定義を復習するための問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

外心は三角形の3本の垂直二等分線の交点、内心は三角形の3本の角の二等分線の交点、重心は三角形の角から向かいの辺の中点を結んだものの交点、垂心は三角形の頂点から向かいの辺に下ろした3本の垂線の交点です。外心はそこを中心にして三角形の3つの頂点を通る円が、内心はそこを中心として三角形のすべての辺に接する円を書くことができます。これらの特徴をおさえた上で図形の問題を解いていきます。

図を参考にすると、方べきの定理より AI\cdot DI=MI\cdot NIとなります。線分 MNは円 Oの直径ですので、円 Oの半径を Rとすると MI=R+OI NI=R-OIとなります。したがって、 AI\cdot DI=R^{2}-OI^{2}となります。

 \triangle BDF \triangle EIAは直角三角形で、円周角の定理により相似になります。このことより FD:AI=BD:EIとなります。 \triangle ABCの内接円を rとすると、 FD=2R,\ EI=rですので、比例計算により AI\cdot BD=2Rrとなります。 BD=DIが言えれば AI\cdot ID=2Rrとなりますが、点 I \triangle ABCの内心ですので円周角の定理と合わせると \angle IBD=\angle BIDであることがわかります。よって BD=DIが言えます。よって、 2Rr=R^{2}-OI^{2}ですので OI^{2}=R^{2}-2Rrとなります。

三角形が正三角形であるとき、 \displaystyle r=\frac{R}{2}が成り立ちますので OI^{2}=0となります。これは外心の位置と内心の位置が一致しているということですので、正三角形の外心と内心が一致するということが言うことができます。

いかがだったでしょうか?

図形に関する事柄は「図形と計量」と「ベクトル」の単元でも用いることがあります。

ですので、図形に関する定理は習得しておいたほうが良いです。

あとは使い方を覚えるというところでしょうか。たくさん問題を解いて訓練を積んでおくと適切に公式や定理が使えるようになってくるかと思います。

 

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