マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

首都大学東京の問題【2009年前期日程第2問】

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今週は首都大学東京2009年・2010年の問題です。

今回は2009年文系学部前期日程第2問です。

今回の問題について

難易度は☆☆☆☆です。

カードを3枚引いたときの確率を求める問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

 N\lt 10となる状況は以下の2つです。

・3枚とも「1点」を引いた場合(3点)

・2枚が「1点」、1枚が「5点」(7点)

3枚とも「1点」を引く確率は \displaystyle \frac{_{5}C_{3}}{_{10}C_{3}}=\frac{1}{12}、2枚が「1点」で1枚が「5点」を引く確率は \displaystyle \frac{_{5}C_{2}\times _{3}C_{1}}{_{10}C_{3}}=\frac{3}{12}です。

この2つの場合は同時に起こりませんので、和の法則により N\lt 10となる確率は \displaystyle \frac{1}{12}+\frac{3}{12}=\frac{4}{12}=\frac{1}{3}となります。

 N\geqq 20となる状況は以下の3つです。

・2枚が「10点」、1枚が「5点」(25点)

・2枚が「10点」、1枚が「1点」(21点)

・1枚が「10点」、2枚が「5点」(20点)

2枚が「10点」で1枚が5点を引く確率は \displaystyle \frac{_{3}C_{1}}{_{10}C_{3}}=\frac{3}{120}、2枚が「10点」、1枚が「1点」を引く確率は \displaystyle \frac{_{5}C_{1}}{_{10}C_{3}}=\frac{5}{120}、1枚が「10点」、2枚が「5点」を引く確率は \displaystyle \frac{_{2}C_{1}\times _{3}C_{2}}{_{10}C_{3}}=\frac{6}{120}です。

これら3つの場合は同時に起こりませんので、和の法則により N\geqq 20となる確率は \displaystyle \frac{3}{120}+\frac{5}{120}+\frac{6}{120}=\frac{14}{120}=\frac{7}{60}となります。

 10\leqq N\lt 20となる事象は、ここまでの2つの事象の余事象になりますので、 10\leqq N\lt 20となる確率は

 \displaystyle 1-\frac{1}{3}-\frac{7}{60}=\frac{11}{20}

となります。

3枚とも同じ点数となる状況は以下の2つです。

・3枚とも「1点」

・3枚とも「5点」

3枚とも「1点」を引く確率は \displaystyle \frac{_{5}C_{3}}{_{10}C_{3}}=\frac{10}{120}、3枚とも「5点」を引く確率は \displaystyle \frac{1}{120}です。

これら2つの場合は同時に起こりませんので、和の法則により3枚とも同じ点数となる確率は \displaystyle \frac{10}{120}+\frac{1}{120}=\frac{11}{120}となります。

いかがだったでしょうか?

今回は確率の問題でしたが、条件を満たす事象を洗い出すことが難しいのではないかと思います。

このような時は1つずつ丁寧に考えていくと良さそうです。

「得点が大きい順」、「得点が小さい順」などのように順番に考えていくと数え漏れやダブりを防ぐことができます。

確率の問題は数え上げに細心の注意を払いたいところです。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/

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