マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

首都大学東京の問題【2008年前期日程第3問】

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今週は首都大学東京2007年・2008年の問題です。

今回は2008年文系学部前期日程第3問です。

今回の問題について

難易度は☆☆☆☆です。

正四面体に関する問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

四面体 OABCは正四面体ですので、面は全て正三角形です。

線分 OMと線分 AMはそれぞれ \triangle OBC \triangle ABCの中線ですが、正三角形の重心と外心が一致しますので垂直二等分線でもあります。

したがって、 OM\perp BCかつ AM\perp BCとなります。

よって、点 Bから \triangle OAMを含む平面に下ろした垂線の長さは BMの長さに等しくなりますので、その長さは \displaystyle \frac{1}{2}となります。

 OMの長さは \displaystyle \sin{60^{\circ }}=\frac{\sqrt{3}}{2}ですので、 OD=\displaystyle \frac{\sqrt{3}}{2}t^{2}です。

また、 OE=1-tであり、 \triangle OAM余弦定理を用いると \displaystyle \cos{\angle AOM}=\frac{1}{\sqrt{3}}ですので三角関数の相互関係より \displaystyle \sin{\angle AOM}=\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}}となります。

したがって、 \triangle OAMの面積は

 \displaystyle \frac{1}{2}\times (1-t)\times \frac{\sqrt{3}}{2}t^{2}\times \frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}}=\frac{\sqrt{2}}{4}(-t^{3}+t^{2})

となります。

四面体 BODEの体積は \displaystyle \frac{1}{3}\times \triangle OED\times BMで求められますので、それを計算すると \displaystyle \frac{\sqrt{2}}{24}(-t^{3}+t^{2})となります。

四面体 BODEの体積を V(t)とおくと、  V(t) tの3次関数ですので最大値は導関数を求めて増減を調べます。

 \displaystyle \frac{dV}{dt}=-\frac{\sqrt{2}}{24}(3t-2)ですので、 V(t)の増減は次のようになります。

 \begin{array}{|c|c|c|c|c|c|}\hline t&0&\cdots &\displaystyle \frac{2}{3}&\cdots &1\\ \hline \displaystyle \frac{dV}{dt}&&+&0&-&\\ \hline V(t)&0&\nearrow &最大&\searrow &0\\ \hline \end{array}

したがって、 V(t)の最大値は \displaystyle t=\frac{2}{3}のとき \displaystyle V(\frac{2}{3})=\frac{\sqrt{2}}{162}となります。

いかがだったでしょうか?

図形と微分積分の問題が融合されていたので少し難しいかもしれません。

入試問題では多くの単元が混ざって出題されることが多いです。

各単元の項目の復習も大事ですが、入試問題を解けるようにするには多くの入試問題や志望校より難易度の高い問題にチャレンジすることも大事ではないかと思います。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/

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