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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
今週は首都大学東京2007年・2008年の問題です。
今回は2007年文系学部前期日程第1問と第2問です。
今回の問題について
難易度は☆☆☆☆です。
さいころ投げの問題と条件が与えられたときの最大値を求める問題です。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
(1)前半は確率の問題です。
2次方程式が実数解を持つ条件は判別式が0以上のときですので、今回の問題に当てはめますとが条件となります。
これを考慮に入れて、さいころの出目と解の関係を表にしたものが次です。(横がB、縦がAとします)
この表から、解が異なる2つの実数でそれらの解の差が1である確率は、解が異なる2つの実数でそれらの差が自然数である確率は、解のうち少なくとも一方が3より大きい実数となる確率はとなります。
(2)最大を求めるために、関数を1種類の文字で表せないかを考えます。
2種類以上の文字の最大値を求めることは可能ですが、その際には偏微分を用いる必要があり、この内容が大学入試出題範囲外です。
ですので、「極力、1文字の関数で表す」という方針で解いて問題はないかと思います。
条件をの連立方程式とみてとをで表すと
です。条件よりとなりますので、の取りうる値の範囲はになります。
これより、積をで表した関数をとすると
となります。この関数は3次関数ですので、最大を求めるためには導関数を求めて関数の増減を調べておく必要があります。
導関数はですので、の増減は次のようになります。
したがって、はすなわちのとき最大値60をとります。
いかがだったでしょうか?
どちらの問題も調べることが大変な問題でした。
第1問は解の値、第2問は関数の増減を調べました。
地道にやっていくと必ず正解には行き着くだろうと思います。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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