マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

首都大学東京の問題【2006年前期日程第2問】

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今週は首都大学東京2005年・2006年の問題です。

今回は2006年前期日程第2問です。

今回の問題について

難易度は☆☆☆☆です。

確率を求める問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

 X氏が点 Pにいるパターンは

 P\longrightarrow A\longrightarrow P

 P\longrightarrow B\longrightarrow P

 Q\longrightarrow A\longrightarrow P

 Q\longrightarrow B\longrightarrow P

が考えられます。

最初に Pにいる確率を p_{n}、最初に Qにいる確率を q_{n}と考えれば、それぞれの確率は \displaystyle \frac{1}{6}p_{n},\ \frac{1}{6}p_{n},\ \frac{1}{6}q_{n},\ \frac{1}{6}q_{n}となりますので、 \displaystyle p_{n+2}=\frac{1}{3}p_{n}+\frac{1}{3}q_{n}となります。

 X氏が点 Qにいる確率も同様に考えると

 P\longrightarrow A\longrightarrow Q

 P\longrightarrow B\longrightarrow Q

 Q\longrightarrow A\longrightarrow Q

 Q\longrightarrow B\longrightarrow Q

というパターンが考えられます。したがって、それぞれの確率が \displaystyle \frac{1}{2}p_{n},\ \frac{1}{6}p_{n},\ \frac{1}{2}q_{n},\ \frac{1}{6}q_{n}ですので、 \displaystyle q_{n+2}=\frac{2}{3}p_{n}+\frac{2}{3}q_{n}となります。

この関係式より、初めに X氏が点 Aにいるとき、 X氏は偶数日目には点 Aか点 B、奇数日目には点 Pか点 Qにいますので

 \displaystyle p_{1}=\frac{1}{4},\ q_{1}=\frac{3}{4}

 nが偶数のとき p_{n}=q_{n}=0

 n 3以上の奇数のとき \displaystyle p_{n}=\frac{1}{3},\ q_{n}=\frac{3}{4}となります。

いかがだったでしょうか?

確率の問題はルールを把握しておくと解きやすくなります。

あとは場合分けなどをして起こりうる状況を確認しておきます。

確率を求める際は同時に起こるのか、起こった事象各々に対して怒るのかを確認しておくと、確率を足して求めるのかかけるべきなのかがわかってきます。

計算に分数が含まれますので、慎重にやっていきたいところではあります。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/

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