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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
今週は首都大学東京2005年・2006年の問題です。
今回は2006年前期日程第3問です。
今回の問題について
難易度は☆☆☆☆☆です。
4つの円の面積の和を求める問題です。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
が正三角形なので、円は正三角形の対称性より合同な円になります。
ですので、この3つの円のうち1つの円の半径が求まれば良いということになります。
まず、円の半径の値が取りうる範囲を求めてみます。
円の取り方から、円はの内部にあります。
したがって、円がの外接円かそれ以上大きな円になってしまうと円が取れなくなってしまいます。
ということで、の半径を求める必要が出てくるのですが、ここは正弦定理を用いて求めます。
の外接円の半径をとすると、正弦定理より
が成り立ちますので、このに対する方程式を解くと、となります。
よって、円の半径の取りうる値の範囲はということになります。
続いて、他の3つの円の半径を求めます。その値をとおきます。
正三角形の重心は内心でも外心でもありますので、円は角の二等分線上にあります。
そう考えると、円と円との位置関係は下の図のようになります。
頂点との重心までの距離は、中線をに内分しますのでとなります。
上の図から考えると、重心までの距離はですので
したがってとなります。
これで4つの円の面積の和を求める準備が出来ました。
となります。が変数なので、式変形を次のように行います。
これによりはのとき最小値をとることがわかります。
いかがだったでしょうか?
図形の問題は図を描くと解く方針がわかりやすくなります。
今回の問題は4つの円の位置関係を把握しないと解けない問題ですので、図を描かないとわかりづらいかもしれません。
計算も終始、文字式が含まれていますので難しい問題だったかと思います。
入試問題では文字式を含んだ計算を強いられることが多々ありますので、本番までには慣れておきたいです。
そのためには志望校より少しレベルの高い問題に手をつけることが大切かと思います。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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