ご訪問ありがとうございます!解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!今回は昨日の話題に引き続き、転売ヤーが儲けるには販売価格をいくらに設定すれば良いかという考察のカラクリの部分の問題です。内容的には1次不等式のお話です。これは高校の数学Ⅰで習う内容ですが、中学生でも理解はできるかと思います。
今回の問題で必要な知識
・1次不等式の解き方
A≧BでC>0のとき
A+C≧B+C
A-C≧B-C
AC≧BC
A/C≧B/C
A≧BでC<0のとき(不等号の向きに注意!)
A+C≧B+C
A-C≧B-C
AC≦BC
A/C≦B/C
この問題で言う利益40%は原価に対して40%上乗せされた額のことを指します。小学校でやっていた割合の計算のヤツです。後半は一般化させました。ここが分かればメルカリで何かを売るときに利益を調節できるようになるかと思います。
転売ヤーでよくみられる価格設定は元の値段の倍の値段を付けるところでしょうか。いくらの利益を見込んでいるのでしょうか?単純に倍の値段を付けても元の値段の8割から送料を引いた額しか利益が無いです。といってもかなりぼったくりの値段になりますが…。原価と同じくらいの利益が欲しいならメルカリの場合だと原価の2.3倍に送料の1.2倍の額を上乗せした額を付けないと原価と同じ値の利益は見込めません。買うほうはたまったもんじゃないですね。普通に買う値段の2.5倍近くの金額払わされるとかヤバいですね。
買う側も問題の後半の式を使って悪質な転売ヤーか良心的な転売ヤーかを見極めてみてはいかがでしょうか。転売ヤーの商品原価は市場販売価格と同じなので調べれば出てくると思います。悪質な転売ヤーは利益が原価の7割以上になっていると思っていただくといいかもしれません。例えば原価が500円の商品に対して出品者利益が350円以上になっていたら悪質な転売ヤーとみなしてもいいと思います。
転売ヤー撲滅の最高の手段は転売ヤーを発見してその人から一切買い物をしないことです。今回の問題の内容は悪質な転売ヤーを見つける一つの指標になりうると思いますのでお役立てください。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/