マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

必要条件・十分条件の問題【2021年常葉大学一般入試前期日程1日目】

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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!

今回は必要条件・十分条件の問題です。

目次

今回の問題
今回の問題について
今回の問題の解説
いかがだったでしょうか?

今回の問題

条件 p,\ q,\ r,\ sを考える。この p,\ q,\ r,\ sについて、次のことが成り立つとする。

(a) q pが成り立つための必要条件である。

(b) q rが成り立つための十分条件である。

(c) p rが成り立つための必要条件である。

(d) s rが成り立つための必要条件であるが、十分条件ではない。

このとき、 r pが成り立つための( )、 q sが成り立つための( )

( )には「必要十分条件」、「必要条件であるが十分条件ではない」、「十分条件であるが必要条件ではない」、「必要条件でも十分条件でもない」のうちそれぞれどれが適するか。

今回の問題について

令和3年常葉大学の一般入試前期日程1日目の問題からです。

常葉大学では令和3年以降全日程で必要条件・十分条件に関する問題が出題されています。

今年も全日程で出題されるかもしれません。

今回の問題の解説

わかっている情報を整理すると

(a)より命題 p\Longrightarrow qが真

(b)より命題 q\Longrightarrow rが真

(c)より命題 r\Longrightarrow pが真

(d)より命題 r\Longrightarrow sが真で命題 s\Longrightarrow rは偽

となります。まずは前半の r pが成り立つための何条件かを見るために命題 r\Longrightarrow p p\Longrightarrow rの真偽を調べてみます。

(c)より命題 r\Longrightarrow pは真です。また、(a)と(b)を合わせると命題 p\Longrightarrow rは条件 qを使って証明が可能ですので、この命題も真となります。したがって、 r pが成り立つための「必要十分条件」となります。

後半の q sが成り立つための何条件かを見てみます。

命題 q\Longrightarrow sについては、(b)と(d)より条件 rを使ってこの命題が証明可能ですのでこの命題は真であることがわかります。ですが、命題 s\Longrightarrow qに関しては条件 sが条件 p十分条件であるかそうでないかという情報がありませんので、真であるか偽であるかの判定はできません。ですので、 q sが成り立つための「十分条件」ということになります。

いかがだったでしょうか?

抽象的な問題で少し難しいかもしれません。

ですが、わかっている情報を整理すれば簡単に解くことができます。

情報を整理することは数学だけでなく、日常生活や仕事でも大いに役に立つことがあります。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/

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