マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

宮城教育大学の問題ver.20220223

ご訪問ありがとうございます!解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!

今週は整数の性質の入試問題シリーズです。

今回の問題は2018年宮城教育大学で出題された問題です。

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今回の問題について

難易度は☆☆☆です。

不定方程式の基本的な解き方をおさえていれば解ける問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

整数解はまず小手調べをして探してみます。

最初の不定方程式の整数解を求めてみます。

xの値から攻めるとすぐに見つかるかと思います。

x=1のとき、y=-6が方程式をみたすので、(x,y)=(1,-6)が整数解の1つです。

したがって、37x+6y=1…①かつ37×1+6×(-6)=1…②なので、①の式から②の式を引くと

37(x-1)+6(y+6)=0…③

が成り立ちます。

式③を変形すると37(x-1)=-6(y+6)となります。

37と6は互いに素なので、整数kを用いて表すと

x-1=-6kかつy+6=37kになります。

このとき、kがxの式にもyの式にもありますが、値が同じことに注意します。

この解法で不定方程式37x+6y=1000の整数解を求めます。

最後の問題は不定方程式37x+6y=1000の整数解でxy<1000かつx>0かつy>0をみたすものを求めます。

いかがだったでしょうか?

最後の問題が少し難しいかと思います。

xとyの条件に整数であることがありますので、小手調べをしてみれば見つかります。

明らかにあり得ないものを除外して時間短縮を図ってください。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/