マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

2次関数の問題ver20180425

 
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今日は滋賀大学からの問題です。

少し難しいかな?
係数に文字が入っていると、大体はx軸との位置関係を問われます。
x軸のどこで交わってるかまで聞かれます。
昨日の問題もそうでしたが、どうすればいいんでしょう?って話です。
 
考え方を少し変えてみます。
x軸と交わるとき、y=0です。
ということは、2次方程式を解けばx軸との交点がわかります。
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ところで、根号の中身の符号が気になります。
中学では根号の中身は正の数でないといけないと習いました。
数学IIで詳しく習いますが、根号の中身が負の数のときは「虚数」と言います。
でも、欲しいのは2次方程式がいくつ「実数」の解を持つかってとこです。
それを示しているのが下の写真です。
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このように符号によって解の種類が判別できるので、コイツを判別式と呼びます。
放物線とx軸との交点の個数はこれの「実数解」を「x軸との交点」に言い換えればいいということになります。
 
次に、x軸のどこで交わっているかを問われた場合どうしたらいいかです。
今回は「2以下の部分で異なる2点で交わっている」って言われています。
簡単に図を描いてみるとこうなります。
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ということはf(2)>0で頂点の位置がx=2より左にあることがわかります。
さらに、x軸と2点で交わっているので条件は次の通りになります。
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この条件を満たすようなkの値を求めていきます。
全部同時に満たすので、最後は解の共通部分を取ります。
これで「キ」まで解けそうですね!
 
x軸との交点の位置は=0の2次方程式を解くことと同じです。
交点があるかどうかはその2次方程式が実数解何個あるかを調べればわかります。
x軸のどこで交わっているかは、写真みたいに自分がわかるように図を描いてみれば状況がわかってきます。
そこで条件を組み立てればほぼ解けたようなもので、あとは不等式さえ解ければ答えにたどり着きます。
このタイプの問題はよく模試とかで出されているようです。
知恵袋でもかなり質問が来ているようですね。
最低ここまででもマスターできれば半分は解けます。
あとは最大値と最小値を求めるときの場合分けです。
これは明日詳しくやっていきます。