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今週は東京未来大学2021年の問題+αの問題です。
今回は…東京未来大学の2021年の問題が6問しかありませんので「未来」の文字を抜いた名前の大学の問題を出題します。
1957年の2次試験で出題された問題を2問出題しております。ぜひチャレンジしてみてください。
今回の問題について
難易度は☆☆☆☆です。
東京大学1957年に出題された三角形に関する問題です。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
(1)元の問題は以下の通りです。
原点を通る直線が、3点を頂点とする三角形を面積の等しい2つの部分の分けるとき,\ その直線の傾きを求めよ。
直線、直線および原点を通る直線の位置関係は以下の図のようになります。赤色の直線は求めるべき原点を通る直線です。
直線と赤い直線との交点を、直線と赤い直線との交点をとします。
の面積はですので、の面積がとなるように原点を通る直線の傾きの値を求めることが目標になります。
図からわかるようにでなければいけません。
直線と点との距離を求めると、となります。
これがの高さになります。これをとします。
次に底辺の長さを求めますが、そのためには点の座標と点の座標を求める必要があります。
直線の式はですので、点の座標はとなります。
また、直線の式はですので、点の座標はとなります。
したがって、の長さはを計算すると
となりますから、よりとなります。
で求められますので
という方程式が成り立ちます。
この方程式の解はですが、という条件からが求める値になります。
(2)元の問題は以下の通りです。
頂点がそれぞれで外接円の半径がであるような三角形の面積を求めよ。
でとします。
3つの角度と外接円の半径が与えられているので、正弦定理を用いて3辺の長さを求めます。
外接円の半径が定まっていませんので、3辺の長さはを用いて表します。
1つの角がですので、何らかの方法でを求める必要があります。
求め方は色々あるでしょうが、加法定理を使うのが一番早そうです。
で求めることができます。
正弦定理を用いると
ですので、三角形の面積は
ということになります。
いかがだったでしょうか?
前半も後半も図形の問題ですので、図を描くことが必要になります。
図を描くと答えへの過程を組み立てやすくなります。
必要なものを1つずつ丁寧に求めていけば問題解決できそうな問題だと思いました。
トップレベルの入試問題は地道さが大事なのでしょうか。少なくとも基礎は大事です。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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