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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
目次
・今回の問題
・今回の問題の原文(記述式)
・今回の問題について
・今回の問題の解説
・いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜
今回の問題
今週は2022年実施の徳島県教員採用試験専門教養数学の問題ですが、問題の選定の都合上別の問題です。
今回はベーシックスタイルから2次関数の問題です。
今回の問題の原文(記述式)
(1)の2次関数(は実数の定数)の最小値をとする。このとき、の最大値を求めよ。
(2)実数がを満たしているとき、の最大値と最小値を求めよ。
今回の問題について
難易度は☆☆☆です。
2次関数に関する問題です。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
(1)の問題について
この問題の解く方針は
①の2次関数の最小値を求める。(それをとおく)
②の最大値を求める。
という手順です。2次関数の基本は「平方完成」です。まずはに対して行います。そうすると
となります。この2次関数はが実数全体を動くとき、のとき最小値をとります。したがってとなります。このはの2次関数になりますので、を平方完成して式変形すると
{4}(m-2)^{2}+1]
となります。よっては実数の値をとりますので、はのとき最大値をとります。
(2)の問題について
条件式との関数があります。このタイプの問題は
①関数の方の式を条件式を使って1つの変数で表す。
②①で表した変数の取り得る値の範囲を求める。
③関数の最大値と最小値を求める。
という手順で解いていきます。条件式と関数の式を見比べると、共通してがありますので、条件式の方を=4-x^{2}]と変形しておきます。そうすると関数は
とだけの関数で表すことができます。だけの関数で表すことも可能ですが、無理関数(根号を含む関数)を扱うことになりますので避けたいところです。
と変形できますが、は実数ですのでです。したがってということになります。この2次不等式を解くととなりますが、これがの取り得る値の範囲です。この範囲内での最大値と最小値を求めます。
とおきます。これはについての2次関数ですので、平方完成をします。そうすると
となります。ですので、はのとき最大値、のとき最小値を取ることがわかります。解答として出すときはの値も求めておかなければなりませんので、それぞれの場合のの値を求めておいて、解答は
のとき最大値、のとき最小値
となります。
いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜
入試でよく出る2次関数の問題でした。
2次関数の問題は「平方完成」が解くカギになりますので、必ずできるようにはしておきたいところです。
(2)の問題のように、変数が2つあるときはなんとか変数の種類を減らせないかということを考えることがポイントです。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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