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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
今週は教員採用試験で出題された数列の問題です。
今回の問題について
難易度は☆☆☆です。
ある規則性で分数が並んでいますが、この数列を群分けすることがポイントです。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
規則性を見て群分けを行います。次のように群分けをしてみます。
同じ群に属する項は、分母と分子の数の和が同じです。
このようにして群分けしたとき、同じ群に属する項に共通点があるよに群分けを行うと見通しが良くなります。
群分けをした数列を見てみると、1番目の群は分母と分子の和が2の分数、3番目の群には分母と分子の和が4の分数が属しています。
また、同じ群の番目には分子がの分数がありますので、第群の番目の項の数はであることがわかります。
同じ群に属する項の個数も必ず確認しておきます。
順番に見ていくと、1番目の群には1個の項、2番目の群には2個の項、3番目の群には3個の項があります。
規則性を考えると、番目の群には個の項があることがわかります。
ですので、番目の群の最後の項は番目の項であることがわかります。
同じように考えますと、番目の群の最後の項は番目の項となりますが、この次の項が番目の群の最初の項となりますので、番目の群の最初の項は番目の項であることがわかります。
このことを使ってがどの群に属するかを探ります。
これはを満たす自然数を探せば良いです。
例えば、(1)の問題のようにであれば、を満たす自然数はですので、は8番目の群に属する項であることがわかります。
また、8番目の群の最初の項は、この数列の29番目の項なので、は8番目の群の2番目の項であることがわかります。
番目の群の番目の項はですので、となります。
(2)もがどの群の何番目の項かを探ると計算の方針が見えます。
同じ群に属する全ての項の積が1になることに注意すると、計算は楽です。
(3)の問題は99番目の項まで考えれば良いのでが何番目の群の何番目の項かを探れば良いです。
を満たす自然数はです。
また、となっている項は、分母と分子の数が一致しているときで、そのような項は奇数番目の群の中央にあります。
99番目の項までにとなっている項のうちの値が最も大きいものは、が13番目の群の中央(7番目)になりますので
が求めるの値になります。
いかがだったでしょうか?
群数列は扱い方がわかると難しくないです。
難しく感じてしまうのは扱い方がわからないのが原因と考えられます。
群数列はやることがワンパターンです。是非とも解けるようにしておきたい問題ですね。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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