マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

徳島県教員採用試験の問題【2019年中学校第1問】

ご訪問ありがとうございます!

解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!

目次

今回の問題
今回の問題の原文(記述式)
今回の問題について
今回の問題の解説
いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜

今回の問題

今週は2019年実施の徳島県教員採用試験専門教養数学の問題です。

今回は中学校第1問です。

今回の問題の原文(記述式)

次の(1)・(2)の問いに答えなさい。

(1) \sqrt{126-3n}が整数となる自然数 nの値を求めなさい。

(2)連続する2つの自然数がある。小さい方を5で割ったあまりが2であるとき、2つの自然数の和は5の倍数になる。このことを実際の自然数を使って例を1つ示し、その後、文字を使って説明しなさい。

今回の問題について

難易度は☆☆☆です。

平方数に関する問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

 \sqrt{126-3n}が整数となるときを考える

 \sqrt{126-3n}が整数となるのは 126-3nが平方数になるときです。平方数というのは、同じ整数を2回かけて得られる数のことで、例えば 3\times 3=9 (-4)\times (-4)=16が平方数です。 \sqrt{126-3n}が整数であるためには 126-3n\geqq 0であることが条件ですので、この不等式から n\leqq 42です。したがって、 n自然数であることから 0\leqq n\leqq 42の範囲で考えれば良いことになります。 126-3nの最大値が 126ですので、これ以下の平方数を考えれば良いですが、 126-3nは3の倍数ですので、0を含んだ3の倍数かつ平方数であるものを考えます。したがって、次の場合が考えられます。

 126-3n=0のとき→ n=42

 126-3n=9のとき→ n=39

 126-3n=36のとき→ n=30

 126-3n=81のとき→ n=15

この4つの数が求めるべき解答です。

(2)の問題について

マーク式にした上の画像の問題は(1)の問題のみにしましたが、実際に出題された問題は 今回の問題の原文(記述式)のところにあるように出題がありますので、この問題も解説していこうと思います。まず、具体例を1つ示す必要がありますが、この例はなんでも良いので1つ数を決めて実験すると良いです。条件を満たすように数を決めますが、例えば 22は5で割ると2余る数ですので条件に合う数です。この数ともう1つ大きい自然数 23との和を考えると 22+23=45となり、5の倍数になります。このことを文字式を使って説明をしていきます。

文字式を使った説明

 n自然数とする。5で割って2余る数は 5n+2と表すことができる。したがって、大きい方の数は 5n+3であるので、この2数の和は

 \begin{eqnarray*} (5n+2)+(5n+3)&=&10n+5\\ &=&5(2n+1)\end{eqnarray*}

 2n+1は整数なので、 5(2n+1)は5の倍数である。よって、連続する2つの自然数について、小さい方の数が5で割ると2余る数のとき、この2数の和は5の倍数となる。

いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜

(1)は高校入試でよく見かける問題ですので、説明できるようにしておきたい問題です。

(2)は指導法に関する問題でした。

証明と合わせて具体例を示すと相手に伝わりやすいかと思いますので、いつでも例が出せるようにしておきたいところです。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/

Twitterで更新を報告しています!フォローよろしくお願いします(・ω・)

https://twitter.com/red_red_chopper