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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!
目次
・今回の問題
・今回の問題の原文(記述式)
・今回の問題について
・今回の問題の解説
・いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜
今回の問題
今週は2019年実施の徳島県教員採用試験専門教養数学の問題です。
今回は中高共通第3問です。
今回の問題の原文(記述式)
についての方程式について、次の(1)・(2)が成り立つような定数の値の範囲をそれぞれ求めなさい。
(1)すべての解が負となる。
(2)異符号の解を持つ。
今回の問題について
難易度は☆☆☆です。
方程式の解の符号から文字定数の取り得る値の範囲を求める問題です。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
今回のタイプの問題は
・2次関数を用いて解く方法
・解と係数の関係を用いて解く方法
の2つの解法が考えられますが、今回は後者の方法で解説します。
2次方程式が実数解を持つときのの値の範囲を求める
実数には符号があり、複素数には符号がありませんので、解に符号が指定されている場合は実数解を持つと暗に言っています。ですので、まずは2次方程式が実数解を持つようなの値の範囲を求めます。の2次方程式の判別式をとすると
となります。2次方程式が実数解を持つ条件はですので、この不等式を解いて…①となります。
(1)すべての解が負となるの値の範囲
の2次方程式の解をとすると、解と係数の関係から
であることがわかります。これを使っての値の範囲を求めていきます。この2つの解の符号が負ですので
という条件が出てきます。解と係数の関係と合わせると、連立不等式
を解くことになります。この連立不等式の上の式の解は…②、下の式の解は…③となります。求めるの値の範囲は①、②、③の共通部分ですので、それを求めるととなります。
(2)異符号の解を持つときのの値の範囲
今度は2つの解の符号が異なりますのでが条件となります。解と係数の関係と合わせると
という不等式が得られます。この不等式の解はとなりますが、この解はすべて①の範囲に含まれていますので、この範囲が求めるの値の範囲になります。
いかがだったでしょうか?〜解いてみた感想〜
今回の問題を2次関数を用いて解くと、軸と放物線の位置関係や放物線の軸の位置を調べていかなければいけないので、少し面倒な部分があります。
それと比べて今回の解き方は不等式を解いていくだけですので、解と係数の関係に関する知識があれば楽に解くことができるかと思います。
時間短縮をしたいならこの方法かと思います。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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