マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

徳島県教員採用試験の問題【2009年中高共通第5問】

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今週は2009年実施の徳島県教員採用試験専門教養数学の問題です。

今回は中高共通第5問です。

今回の問題の原文

 \displaystyle a_{1}=1,\ \frac{1}{a_{n+1}}=\frac{1}{a_{n}}+2n\ (n=1,2,3,\cdots )で定められた数列 \{ a_{n}\}の一般項を求めなさい。

今回の問題について

難易度は☆☆です。

漸化式から数列の一般項を求める問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

 \displaystyle b_{n}=\frac{1}{a_{n}}とおくと、 b_{1}=1,\ b_{n+1}=b_{n}+2nとなります。したがって、 b_{n+1}-b_{n}=2nとなりますので、数列 \{ b_[n}\}の階差数列が 2nであることがわかります。このことから、数列 \{ b_{n}\}の一般項は n\geqq 2のとき

 \begin{eqnarray*} b_{n}&=&b_{1}+\sum_{k=1}^{n-1}2k\\ &=&1+n(n-1)\\ &=&n^{2}-n+1\end{eqnarray*}

となります。これは n=1のときも成り立ちますので b_{n}=n^{2}-n+1となります。

置き換えを元に戻すと \displaystylre a_{n}=\frac{1}{n^{2}-n+1}となります。

いかがだったでしょうか?

教科書の応用例題くらいの難易度であったかと思います。

漸化式の解き方はその形によってパターンがありますので、それに応じた解き方を覚えておいたほうが良いです。

今回のパターンは階差数列が出ますので、階差数列を求めるやり方で解くことができます。

 

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