マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

徳島県教員採用試験の問題【2007年中学校第2問】

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今週は2007年実施の徳島県教員採用試験専門教養数学の問題です。

今回は中学校第2問です。

今回の問題の原文

直角を挟む2辺の長さが a,\ b、斜辺の長さが cの直角三角形 ABCがあるとき、 a^{2}+b^{2}=c^{2}の関係が成り立つことを図を示して証明しなさい。

今回の問題について

難易度は☆☆☆です。

三平方の定理の証明です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

三平方の定理の定理の証明は100通りくらいあるそうですが、そのうちの1つです。

問題の図のように直角三角形を正方形になるように並べます。そうすると、できた正方形の内部に正方形の「穴」が空きます。この面積を2通りで表すことを考えます。

まず、この「穴」は一辺が cの正方形ですので、この正方形の面積は c^{2}となります。

もう1通りの表し方は、作った正方形の面積から並べた直角三角形の面積を引くことです。

作った正方形の一辺の長さは a+bですので、その正方形の面積は (a+b)^{2}=a^{2}+2ab+b^{2}となります。また、並べた直角三角形1枚の面積は \displaystyle \frac{1}{2}abで、この直角三角形が4枚ありますから、並べた直角三角形の面積は 4\times \frac{1}{2}ab=2abとなります。

よって、「穴」の面積は正方形から並べた直角三角形の面積を引いて

 (a+b)^{2}-2ab=a^{2}+b^{2}

となります。求めた面積は同じ正方形の面積ですので a^{2}+b^{2}=c^{2}となります。

いかがだったでしょうか?

三平方の定理は中学の1番最後に触れる単元ですので、あまり覚えていない方も多いかもしれません。

この定理は高校で習う余弦定理に繋がってきますので、証明も合わせて覚えておきたいところです。

最近の中学生は三平方の定理を覚えてないようですが、たまたま?学校の先生がきちんと証明を説明していることを願っています。

 

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