マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

東京都立大学の問題【2020年前期日程第2問】

ご訪問ありがとうございます!

解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!

今週は2019年首都大学東京、2020年東京都立大学の問題です。

今回は2020年文系学部前期日程第2問です。

今回の問題について

難易度は☆☆☆☆です。

連立漸化式の問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

漸化式より \displaystyle  x_{n+1}-y_{n+1}=x_{n}-y_{n}になります。

これは数列 \{ x_{n}-y_{n}\} x_{1}-y_{1}であることを表しています。したがって、この値を求めれば良いということになります。

 \displaystyle x_{1}=\frac{1}{2},\ y_{1}=0なので \displaystyle x{1}-y_{1}=\frac{1}{2}となりますのから、 \displaystyle x_{n}-y_{n}=\frac{1}{2}となります。

これを用いると

 \left\{ \begin{array}{ccc} x_{n+1}&=&x_{n}+1\\ y_{n+1}&=&\displaystyle x_{n}+\frac{1}{2}\end{array}\right.

となりますので \displaystyle x_{n}=n+1,\ y_{n}=n+\frac{1}{2}となります。

この2式から nを消去すると、 \displaystyle y_{n}=x_{n}-\frac{1}{2}となりますので点 (x_{n},y_{n})は直線 \displaystyle y=x-\frac{1}{2}上にあることがわかります。

また、中心が \displaystyle \left( \frac{19}{2},19\right) で半径が 2\sqrt{17}の円の式は \displaystyle \left( x-\frac{19}{2}\right) ^{2}+(y-19)^{2}=68となります。

ここまで求められている直線と円との交点の y座標を求めると、 y=11,\ 17となります。

 y_{n}=n-1でしたので、 11\lt n-1\lt 17を満たすような自然数 nを求めれば、この問題は完成です。

いかがだったでしょうか?

連立漸化式は教科書では扱われていませんので、解くのがなかなか難しい部分ではあります。

今回の場合は x_{n}-y_{n}の値を求めることにより等差数列・等比数列に持っていくことが可能です。

後半は図形と方程式の話になってきますが、わかりずらい場合は図を描くと方針が見えてくると思います。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/

Twitterで更新を報告しています!フォローよろしくお願いします(・ω・)

https://twitter.com/red_red_chopper