マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

首都大学東京の問題【2017年前期日程第1問】

ご訪問ありがとうございます!

解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!

今週は首都大学東京2017年・2018年の問題です。

今回は2017年文系学部前期日程第1問です。

今回の問題について

難易度は☆☆☆☆です。

解が三角関数で表される場合の方程式に関する問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

2次方程式の解と係数の関係より

 \displaystyle (\sin{\theta }+2\cos{\theta })+(2\sin{\theta }+\cos{\theta })=\frac{12}{8}k

したがって、 \displaystyle \sin{\theta }+\cos{\theta }=\frac{1}{2}k

 \displaystyle (\sin{\theta }+2\cos{\theta })(2\sin{\theta }+\cos{\theta })=\frac{3}{8}k^{2}-1

したがって、 \displaystyle \sin{\theta }\cos{\theta }=\frac{3}{40}k^{2}-\frac{1}{5}となります。

 \sin{\theta }+\cos{\theta }の値から

 \displaystyle (\sin{\theta }+\cos{\theta })^{2}=\frac{1}{4}k^{2}

 \displaystyle 1+2\sin{\theta }\cos{\theta }=\frac{1}{4}k^{2}

 \displaystyle 1+\frac{3}{40}k^{2}-\frac{1}{5}=\frac{1}{4}k^{2}

 \displaystyle \frac{1}{10}k^{2}=\frac{3}{5}

よって k\gt 0から k=\sqrt{6}となります。このとき

 \displaystyle \sin{\theta }+\cos{\theta }=\frac{\sqrt{6}}{2},\ \sin{\theta }\cos{\theta }=\frac{1}{4}

となりますので、解と係数の関係より \sin{\theta } \cos{\theta } t2次方程式

 4t^{2}-2\sqrt{6}t+1=0

の解となります。この方程式を解くと \displaystyle t=\frac{\sqrt{6}\pm \sqrt{2}}{4}となりますが、 0\leqq \theta \leqq \frac{\pi }{4}から \sin{\theta }\leqq \cos{\theta }より \displaystyle \sin{\theta }=\frac{\sqrt{6}-\sqrt{2}}{4}となります。

いかがだったでしょうか?

解と係数の関係が中心の問題でした。

解に三角関数が含まれていますが、解と係数の関係を使うときは気にせずに使っていきます。

そうすると kの値までは求めることはできます。

 \sin{\theta } \cos{\theta }の値は、 \sin{\theta }+\cos{\theta } \sin{\theta }\cos{\theta }の値から2次方程式を作り、それを解きます。

いずれも基礎問題です。教科書用の問題集にも載っているような問題ですので、復習するのも良いかもしれません。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/

Twitterで更新を報告しています!フォローよろしくお願いします(・ω・)

https://twitter.com/red_red_chopper