マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

首都大学東京の問題【2014年前期日程第3問】

ご訪問ありがとうございます!

解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!

今週は首都大学東京2013年と2014年の問題です。

今回は2014年文系学部前期日程第3問です。

今回の問題について

難易度は☆☆☆☆です。

絶対値を含む2次関数の問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

絶対値記号は場合分けをする必要があります。

 f(x)=\left\{ \begin{array}{cc}x^{2}-6x&(x\geqq 0)\\ x^{2}+4x&(x\lt 0)\end{array}\right.

グラフは次のようになります。

曲線 y=f(x)上の点 A(t,f(t))\ (t\gt 0)における接線の方程式は、 f^{\prime }(x)=2x-8ですので

 y=(2t-8)x-t^{2}

となります。この直線が曲線 y=f(x) t\lt 0の部分で接するということを言い換えると直線 y=(2t-8)x-t^{2}と曲線 y=x^{2}+4xが接するということです。

ですので、 xについての2次方程式 (2t-8)x-t^{2}=x^{2}+4x…①の判別式を Dとすると D=0が条件となります。

このときの tの値を求めると t=3となりますので、ここから点 Aの座標を求めると A(3,-15)、点 Bは直線と曲線 y=x^{2}+4xとの接点ですので、 t=3に対する①の方程式を解くと x=-3より B(-3,-3)ということになります。

したがって、先ほど求めた接線と曲線 y=f(x)のグラフは次のようになります。

曲線 y=f(x)と線分 ABに囲まれる部分がありますので、この部分の面積は直線 ABの方程式が y=-2x-9であることより 18となります。

面積を求める計算は次のようになります。

 \displaystyle \int_{-3}^{3}(x^{2}+4x+2x+9)dx+\int_{0}^{3}(x^{2}-8x+2x+9)jdx

 \displaystyle =\int_{-3}^{0}(x^{2}+6x+9)dx+\int_{0}^{3}(x^{2}-6x+9)dx

 \displaystyle =\int_{-3}^{0}(x+3)^{2}dx+\int_{0}^{3}(x-3)^{2}dx

 \displaystyle =\left[ \frac{1}{3}(x+3)^{3}\right] _{-3}^{0}+\left[ \frac{1}{3}(x-3)^{3}\right] _{0}^{3}

 =9+9=18

いかがだったでしょうか?

絶対値記号の扱い方がわかればそこまで難しくない問題でした。

関数から面積を求める問題もグラフを描いて上下関係を調べれば、計算の方針も見えてくるだろうと思います。

全体的に見れば少し難しいかもしれませんが、中身は基礎問題が何問か絡み合っているような感じの問題です。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/

Twitterで更新を報告しています!フォローよろしくお願いします(・ω・)

https://twitter.com/red_red_chopper