マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

東京女子大学の問題【2022年1日目第2問・第3問】

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今週は東京女子大学2022年の問題です。

今回は文系学部1日目第2問と第3問です。

今回の問題について

難易度は☆☆☆です。

等差数列の問題と小数に関する常用対数の問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

(1)数列 \{ a_{n}\}と数列 \{ b_{n}\}を順に並べていくと次のようになります。

 a_{n}: 4,7,10,13,16,19,22,28,31,34,37,40,\cdots

 b_{n}:-2,5,12,19,26,33,40,47,54,61,68,\cdots

数列 \{ c_{n}\}はこれら2つの数列において共通する項を小さい順に並べたものですので、数列 \{ c_{n}\}を並べてみると

 c_{n}:19,40,61,\cdots

となります。ここから c_{n}=21n-2であることがわかります。

求める数値は c_{n}\leqq 200をみたす項の和ですので、 c_{n}\leqq 200をみたす自然数 nの範囲を求めると n\leqq 9となります。

したがって、求める和は \displaystyle \sum_{k=1}^{9}c_{k}=927となります。

(2)桁数や小数点以下に続く0の個数を求めるときには常用対数を用います。

今回は \displaystyle \left( \frac{5}{6}\right) ^{n}を小数で表したとき、小数点以下第4位まで0が続き、小数点以下第5位には0以外の数が現れる自然数 nの範囲を求めます。

対数関数を扱うときは、次の性質に注意します。

 \log_{a}{PQ}=\log_{a}{P}+\log_{a}{Q}

 \displaystyle \log_{a}{\frac{P}{Q}}=\log_{a}{P}-\log_{a}{Q}

 \log_{a}{P^{n}}=n\log_{a}{P}

 \displaystyle \log_{a}{P}=\frac{\log_{c}{P}}{\log_{c}{a}}(底の変換公式)

 \displaystyle \left( \frac{5}{6}\right) ^{n}に常用対数をとると、対数関数の性質より n(\log_{10}{5}-\log_{10}{6})になります。

ここで \log_{10}{5}の値と \log_{10}{6}の値を求めておくと、 \displaystyle 5=\frac{10}{2}であることに注意すると

 \log_{10}{5}=1-\log_{10}{2}=0.6990

 \log_{10}{6}=\log_{10}{2}+\log_{10}{3}=0.7781

となりますので、 \displaystyle \log_{10}{\left( \frac{5}{6}\right) ^{n}}=-0.0791nとなります。

満たすべき条件は

 -5\leqq -0.0791n\lt -4

ですので、この不等式を満たす自然数 n 51以上 63以下となります。

いかがだったでしょうか?

2問とも基礎的な問題でした。

どちらも教科書用の問題集に載っているような問題ですので、数学Ⅱや数学Bで出題された定期テストの課題を見直すのも良いかもしれません。

計算が難しいのでここで慣れておくのも良いと思います。

 

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