マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

東京未来大学の問題ver.20220723

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今週は東京未来大学2016年の問題です。

今回は2日目の第3問です。

今回の問題について

難易度は☆☆☆です。

じゃんけんとトーナメントに関する確率の問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

(1)樹形図を書くのも良いですが、81通り書くのは面倒です。

1人だけ勝つ場合の数は、「誰が」「何で勝ったか」に注目すると

 _{4}C_{1}\times 3=12通り

になりますので、1人だけ勝つ確率は \displaystyle \frac{12}{81}=\frac{4}{27}となります。

2人だけ勝つ確率も同様に考えると \displaystyle \frac{_{4}C_{2}\times 3}{81}=\frac{2}{9}となります。

同じように3人だけ勝つ確率を考えると、これは「1人だけ負ける確率」と考えれば最初と全く同じ計算となりますので、確率は \displaystyle \frac{4}{27}となります。

あいこになる確率は、上の3パターンの余事象となりますので以下のような計算となります。

 \displaystyle 1-\left( \frac{4}{27}+\frac{6}{27}+\frac{4}{27}\right) =\frac{13}{27}

(2)反復試行の確率でよく出題されるトーナメントの問題です。

最初に両チームの勝つ確率をチェックします。

これは問題文に書いてありますので、注意深く読んでください。

次に、どのようにどちらのチームが優勝するかを問題文から読み取ります。

これに関しても書いてあります。

今回の場合は、①3試合目までBチームが2勝して4試合目でBチームが勝って優勝するパターンと②Bチームが優勝するパターンを考えます。

①の場合は、3試合目までを考えます。

3試合目までにBチームが2勝している確率は、3回中2回勝てば良いので \displaystyle _{3}C_{2}\left( \frac{2}{5}\right) ^{1}\times \left( \frac{3}{5}\right) ^{2}\times \frac{3}{5}=\frac{162}{625}となります。

Bチームが優勝する確率は、①以外に

・3試合ともBチームが勝つ

・4試合目までにBチームが2勝して5試合目でBチームが勝って優勝する

の2つの事象の確率を求めます。

これら3つの事象は同時に起こりませんので、求めた確率を足します。

結果は \displaystyle \frac{2133}{3125}です。

いかがだったでしょうか?

学校で購入する教科書用の問題集に載っていそうな問題でした。

おそらくA問題かB問題くらいのレベルかと思います。

このような基礎問題が入試に出てくる可能性がありますので、簡単な問題でも馬鹿にしないように取り組みたいところです。

 

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