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今週は東京都教員採用試験の問題です。
今回は大問1の5問と6問です。
今回の問題について
難易度は☆☆☆です。
図形の問題と必要条件・十分条件の問題です。
難易度表記については以下の記事をご参照ください。
red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com
今回の問題の解説
(1) 三角形の成立条件は、一番小さい辺の長さに注目すると
が成り立ちます。これを解くと、です。
また、三角形が鈍角三角形になる条件は、辺の長さが一番大きいものに注目すると
となります。この不等式を解くととなります。
ここまで立てた2つの不等式が同時に成り立てば良いので、求めるの値の範囲はとなります。
(2)(i)ならば、、となります。
かつならば、前者の式よりとなりますので、これを後者の式に代入すると
この値が0なのでかつしたがって、となります。
このとき、となりますのでであることが言えます。
以上から、はかつであるための必要十分条件です。
(ii) 命題かつならばまたはが真であることは、この命題の対偶かつならばまたはを示せば良いです。
仮定の連立方程式を解くとですので、結論を満たします。
命題またはならばかつについては、がこの命題の仮定を満たしますが、結論を満たさないものになりますので、これが反例となります。
以上から、かつはまたはであるための十分条件であるが必要条件ではないものとなります。
(iii) 下の図はとを図示したものです。
青いエリアが赤いエリアがとなります。
必要条件・従分条件の関係が成り立っていれば、この2つの集合には包含関係があります。
ですが、図を見る限り包含関係が成り立っていません。
したがって、はであるための必要条件でも十分条件でもありません。
いかがだったでしょうか?
三角形の問題は成立条件を見逃しがちですので、ここに注意が必要です。
十分条件・必要条件の問題は、命題の真偽を丁寧に調べていくことが大切です。
それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/
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