マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

ベクトルの問題ver.20220608

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今週は教員採用試験で出題されたベクトルの問題です。

今回は鹿児島県教員採用試験で出題された問題です。

今回の問題について

難易度は☆☆☆☆です。

最短距離を考える問題です。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

 Mは辺 BCの中点ですので

 \displaystyle \overrightarrow{OM}=\frac{1}{2}\overrightarrow{OB}+\frac{1}{2}\overrightarrow{OC}となります。

したがって \displaystyle \overrightarrow{AM}=\overrightarrow{OM}-\overrightarrow{OA}=-\overrightarrow{OA}+\frac{1}{2}\overrightarrow{OB}+\frac{1}{2}\overrightarrow{OC}

 E \triangle OBCと同じ平面上にありますので \overrightarrow{OE}=t\overrightarrow{OB}+s\overrightarrow{OC}と表現することができます。

また、点 Eは点 Aから \triangle OBCの定める平面に引いた垂線の足ですので AE OBかつ AE OCであることを手がかりに t sの値を求めます。

 Fは平面 \alpha に関して点 Aと対称な点ですので \overrightarrow{AF}=2\overrightarrow{AE}…①になります。

一方、 \overrightarrow{AF}=\overrightarrow{OF}-\overrightarrow{OA}…②でありますので、①と②から \overrightarrow{OF} \overrightarrow{OA},\ \overrightarrow{OB},\ \overrightarrow{OC}で表現します。

ここまでが AP+PDが最小となるときの点 Pに対して \overrightarrow{OP}を求める準備になります。

平面 \alpha 上の点 P AP+PDが最小となるのは、3点 D,P,Fが一直線上にあるときです。

したがって \overrightarrow{DP}=k\overrightarrow{DF}となるような実数 kが存在します。

 \overrightarrow{DF}=\overrightarrow{OF}-\overrightarrow{OD} \overrightarrow{DP}=\overrightarrow{OP}-\overrightarrow{OD}であることを用いて \overrightarrow{OP} \overrightarrow{OA},\ \overrightarrow{OB},\ \overrightarrow{OC}で表現します。

ところで、点 Pは平面 \alpha 上の点でした。

ということは \overrightarrow{OP}=x\overrightarrow{OB}+y\overrightarrow{OC}のように表すことができます。

したがって、 \overrightarrow{OP}=w\overrightarrow{OA}+x\overrightarrow{OB}+y\overrightarrow{OC}の形で表されるなら w=0です。

このことを手がかりにして kの値を求めます。

そうすると \overrightarrow{OP}を求めることができます。

いかがだったでしょうか?

前半はベクトルの基礎・基本を使って考えていけば解ける問題でした。

最後まで行き着くのが少し大変ですが、難しいことは何一つ使っていないように思いました。

対称な点を使うという発想が必要であることで、最後が難しいかもしれません。

 

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