マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

ベクトルの問題ver.20220421

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今週はベクトルの入試問題です。

今回は2018年神戸大学で出題された問題です。

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今回の問題について

難易度は☆☆☆☆です。

今回も空間ベクトルの正四面体の問題です。解く方針自体はそこまで難しくはないです。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

ベクトルの基本は

 \overrightarrow{AC}=\overrightarrow{AB}+\overrightarrow{BC} \overrightarrow{BA}=-\overrightarrow{AB}

です。これに基づくと

 \overrightarrow{QP}=\overrightarrow{OP}-\overrightarrow{OQ},\ \overrightarrow{QR}=\overrightarrow{OR}-\overrightarrow{OQ}

となります。あとは \overrightarrow{OP},\  \overrightarrow{OQ},\ \overrightarrow{OR} \vec{a},\ \vec{b},\ \vec{c}を用いて表せば(1)はクリアです。

立体 OABCは正四面体なので

 \displaystyle |\vec{a}|=|\vec{b}|=|\vec{c}|=1,\ \vec{a}\cdot \vec{b}=\vec{b}\cdot \vec{c}=\vec{c}\cdot \vec{a}=\frac{1}{2}

です。これらの値を使いますが、 \displaystyle \angle PQR=\frac{\pi }{2}のとき \overrightarrow{QP}\cdot \overrightarrow{QR}=0になります。

ここで得られる tの方程式は2次方程式ですので、 tの値が2つになる可能性があります。その場合は2つとも出します。これで(2)はクリアです。

 tの値が(2)で求めた値であるとき、 \triangle PQRは直角三角形になりますので、面積は

 \displaystyle \triangle PQR=\frac{1}{2}|\overrightarrow{QP}||\overrightarrow{QR}|

となります。 tの値で場合分けをして求めていきます。

いかがだったでしょうか?

解く方針自体はすぐに立てられましたが、計算が少ししんどいかもしれません。

最後の面積の値が不安でしたが、入試問題だとこんなものでしょうか。

数値が複雑になってくるとあっているかどうか不安になりますね…。

 

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