マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

ベクトルの問題ver.20220419

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解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!

今週はベクトルの入試問題です。

今回は2019年横浜国立大学で出題された問題です。

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今回の問題について

難易度は☆☆☆☆です。

ベクトルで頻出問題の正四面体の問題です。ノーヒントだと難しいかもしれません。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

図形分野の問題は図を描くと解く方針が見えてきます。

表記の基になっているベクトル \vec{a},\ \vec{b},\ \vec{c}の始点がすべて点 Oなので、他のベクトルも始点が点 Oのベクトルで表せないかを考えます。例えば

 \overrightarrow{MN}=\overrightarrow{MO}+\overrightarrow{ON}=-\overrightarrow{OM}+\overrightarrow{ON}

ですので、あとは \overrightarrow{OM},\ \overrightarrow{ON} \vec{a},\ \vec{b},\ \vec{c}を用いて表せれば \overrightarrow{MN} \vec{a},\ \vec{b},\ \vec{c}で表すことができます。

 Pは直線 MN \triangle DEFを含む平面との交点です。 O始点で求めようとすると難しいので、ここは M始点で考えてみます。

まず、 \overrightarrow{MN} \overrightarrow{MD},\ \overrightarrow{ME},\ \overrightarrow{MF}を用いて表してみます。

 \displaystyle \overrightarrow{MD}=\frac{1}{2}\vec{a}-\frac{1}{2}\vec{b},\ \overrightarrow{ME}=\frac{1}{6}\vec{b},\ \overrightarrow{MF}=-\frac{1}{2}\vec{b}+\frac{2}{5}\vec{c}\ \cdots (*)

であることを用いると、 \overrightarrow{MN} \overrightarrow{MD},\ \overrightarrow{ME},\ \overrightarrow{MF}で表すことができます。

直線 MN上に点 Pがありますので、 \overrightarrow{MN}=k\overrightarrow{MP}となる実数 kが存在します。

 kの値は、点 P \triangle DEFと同じ平面上にいあることから定まります。

 \overrightarrow{MP}=l\overrightarrow{MD}+m\overrightarrow{ME}+n\overrightarrow{MF}なら l+m+n=1を満たします。

 \overrightarrow{OP}=\overrightarrow{OM}+\overrightarrow{MP}ですので、式 (*)を用いて \vec{a},\ \vec{b},\ \vec{c}で表します。

 \overrightarrow{MP} \vec{a},\ \vec{b},\ \vec{c}で表しておくと、すぐに |\overrightarrow{MP}|の値が求められます。

いかがだったでしょうか?

四面体に関する問題はベクトルではよくみられる問題ですので慣れておきたい問題です。

今回の問題は正四面体だったので解きやすい問題だと思います。

空間ベクトルは3つのベクトルで他のベクトルを一意的に表記できることを考えると作りやすい問題なのかな?と思います。

 

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