マーク方式の数学の問題を作ってみた。

仕事や趣味で数学の問題を解いています。その解いた問題や他に作った問題をマーク方式の問題にして出題しながら日常をつぶやきます。

北海道大学の問題ver20220211

ご訪問ありがとうございます!解いた数学の問題をマーク方式にして公表するブログです!管理人のRedchopperです!よろしくお願いします!

今週は図形と計量の入試問題です。

今回の問題は2016年北海道大学で出題された問題です。

メインは図形と計量ですが数学Bのベクトルの知識が必要です。

f:id:red-red-chopper:20220208120722j:plain

今回の問題について

難易度は☆☆☆です。

前半部はそこまで難しくはないですが、後半部の「シ」の値に気が付くかがポイントです。

難易度表記については以下の記事をご参照ください。

red-red-chopper-mathmatics.hatenablog.com

今回の問題の解説

図形の問題は図を描くことから始めてください。

この問題の最初で置かれている状況は角とその向かいの辺の組の2組のうち1つの角の情報を求めたいというものです。

このような状況では正弦定理を使ってsinβの値を求めます。

△ABCに正弦定理を用いると \displaystyle \frac{2}{\frac{1}{\sqrt{2}}}=\frac{1+\sqrt{3}}{\sin{\beta }}という式が成り立ちますので、ここからsinβの値を求めます。

cos2βの値は三角関数の加法定理を用いて求めます。

後半部はベクトルを用いた問題になっています。

点Oは△ABCの外接円の中心なので、円周角の定理より∠AOB=2∠ACBになります。

このことから \overrightarrow{OA}\cdot \overrightarrow{OB}の値が0であることがわかります。

あとは△ABCに正弦定理を用いて外接円の半径を求めれば、ベクトルの内積を使ってtとsの値が求められます。

いかがだったでしょうか?

今回の問題は旧帝大からの問題でしたが、そこまで難しいものではないです。

目標は最後のtとsの値を求めることですが、そこに向かって誘導が付いています。

一つ一つ丁寧に解くことが大事だと感じさせる問題でした。

 

それでは!またのお越しをお待ちしております!(^^)/